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ソ連の崩壊をわかりやすく説明。知っておくと安心のロシアについて

ソ連の崩壊をわかりやすく説明すると『いろいろうまくいかなくて、ダメになっちゃったね』という感じでしょうか?

社会主義や国民性、当時の指揮官などを分析したり、時代背景をしっかりと紐解いていくと一言で説明できる事情ではありませんが、雑学程度にさわりだけ知りたいという方に、わかりやすく説明いたします。

史実と違うことや解釈の違いもあると思いますが、楽しく読んでいただければ嬉しいです。

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ソ連の崩壊をわかりやすく知りたい!まずはロシアの成り立ちについて

現在のロシアは、その前身であるソ連(ソビエト連邦)の崩壊によって誕生した国です。

ソビエト連邦誕生の前は、皇帝ニコライ2世率いるロシア帝国でした。1914年に起こった第1次世界大戦の影響で食料が不足するなど国民の不満が高まり、これをきっかけに皇帝はその座を追われてロシア帝国は終わりを迎えます。

皇帝がいなくなったロシアでは、労働者と兵士それぞれの代表で評議会「ソビエト」を作りました。これが後のソビエト社会主義共和国連邦になるのです。

その後、社会主義国家のリーダーとして時にアメリカと敵対し、世界に大きな影響力を持ち続けることになります。

長く民主主義を掲げる西側の国と関係がギクシャクする「冷戦」の期間がありましたが、それがおさまると今度は国内で民族同士の戦いが多発するようになりました。

やがて1991年に当時の大統領に対するクーデターが持ち上がりますが、これが失敗。これをきっかけに連邦政府は活動できなくなります。

最終的に大統領が辞任し、最高会議がソビエト連邦の解体を宣言して74年でソ連は崩壊し、現在のロシア連邦が誕生することになりました。

ソ連という国について

ソ連時代の国内はどんな様子だったのでしょう。わかりやすい部分をいくつか紹介していきましょう。

ソ連時代の国内の様子

理想と現実

世界初の社会主義国家であったソ連では国民全てが国家公務員。富の全ては国民全てで平等に分かち合うという理想を基にした国でした。

しかし実際には常に物が不足していて、お金があってもクーポン券も持っていないと物が買えなかったといいます。

政府を批判できない国

政府に批判的なことを行ったり、したりすると逮捕されてしまうなど統制の厳しい国でした。

ロシア語以外は使わないよう教育され、批判的なことを言う人間を処罰するために隠しマイクが仕掛けられていることもありました。

ソ連の崩壊をわかりやすく。私が思うソ連崩壊の3つの原因

ソ連崩壊の原因

経済的な問題

社会主義では、富を皆で等しく分けようという考えがあります。一見理想的に見えます。しかし、これが行き過ぎると必要以上に豊かな農民や商人を悪者にしてしまい、富を取り上げたり、その地域から追いやられたりしてしまいました。

国全体としては経済を豊かにしようとしているのに、個々の人間や企業がお金持ちになることが許されなくなるという矛盾が生まれてしまうのです。

経済が上手く回らなければ、もちろん福祉にも回らない。こうして人々には不満が溜まります。

政治的な問題

当時の指導者であったレーニンは、政治や企業を管理するのは専門的な知識がなくてもできると楽観的に考えていました。

文字の読み書きさえできればそれらを行うことができる階層と、それらができない支配される階層という2段構造を考えていました。

上に立つものが政治的・経済的決定権を持ち特権階級となることが国家が進むために必要な体制だと考えていたのです。

民族的な問題

ソ連は地図で見てわかるように広大な広さがあり、そこには多くの民族が含まれます。それぞれの文化や言語がある中で、ソ連の社会主義の考え方を一方的に強く押し付け続けるのはやはり無理があったといえるでしょう。

わかりやすく言えば、ソ連は一部の力を持った人間たちが、多くの人々を力で押さえつけようとしたことに崩壊へのカギがあったのだと思います。

ソ連の崩壊後。ロシア連邦誕生についてわかりやすく解説

1991年も押し迫る中、とうとうソ連が崩壊しロシア連邦が誕生することになります。

ソ連時代、国家の財政は軍事費が重くのしかかり最悪の状態。民衆の不満から革命が成功したといっても急激に良くなるものではありません。

ソ連時代から続いていたインフレが更に悪化しました。インフレではお金の価値が下がってしまうため、物資を買うにはよりたくさんのお金が必要になります。わかりやすく言えば全ての物が値上がりしてしまうのです。

具体的な数字で例を上げてみましょう。

1992年、誕生直後のロシアではインフレ率は約2500%。

これは今まで100円で買えていた物が2500円に値上がりしてしまうことになります。

また、1000万円の貯金が1年後には40万円に。これでは人々の暮らしが成り立ちません。

その後もロシアはインフレの状態が続きました。

財政が厳しいと社会保障が削られます。さらに、政府の信頼がなくなるということは政府が発行するお金に信用がなくなり、それまでのお金の価値が極端に下がることになります。

この状態は1990年代後半まで続くことになります。

現在のロシアについて

社会主義国家としてソ連は、その後を引き継いだロシア連邦という国になりました。ソ連時代に比べ、民主化された面もありますがアメリカや日本のような民主主義国家と言える状態ではありません。

ロシアの指導者は国民の直接選挙によって選ばれる大統領です。一見すると民主主義国家として進んだようにも見えますが、この得票数には選挙のたびに不正があるのではないかと疑問視する意見や報道が飛び交うなど、本当に国民の意思であるかが不透明です。

制度の上では民主主義であるにも関わらず、まだまだ社会主義時代の名残が根強く残っています。

ロシアに限らず、世界の国々は時代とともに政治や思想が変化していきます。そのたびに国同士の立場や関係も複雑に絡んでいくことになります。

「世界のことなんか関係ない」と思わずに、ニュースで報じられる国々の問題や政治について、少しでも興味を持ってみましょう。

日本もその国々の一員であり、平和に暮らしていくためには他国を知って、その関係を良好に保つ必要があるのですから。