金魚に紐のような物が付着しておたら、それはイカリムシの可能性があります。イカリムシがついてしまうと、どうやって駆除をしたらいいのかわからない人もいますよね。
金魚についたイカリムシはどうやって駆除をすればいいのでしょうか。イカリムシがつく原因は何?
そこで今回は、金魚についたイカリムシを駆除する方法と原因・症状・対策についての情報をお伝えします。金魚につきやすい寄生虫についても併せてお伝えします。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
グッピーメスの出産の兆候を行動や見た目で判断する方法と注意点
グッピーを購入したら、その中のメスが既に出産間近の状態だった!ということがあります。 なんとか無事...
スポンサーリンク
金魚に紐のようなものがついていたらイカリムシかも!症状について
飼育している金魚に紐のようなものが付着している場合には「イカリムシ」かもしれません。
そこで、イカリムシが付着してしまう原因や付着することで起こる症状についてまとめました。
金魚にイカリムシが付着した後の症状について
イカリムシは金魚の体に突き刺さるように付着し寄生する病気です。
イカリムシが体に付着すると、突き刺さった周辺の皮膚が赤く充血します。
金魚にイカリムシが付着する原因について
イカリムシは、魚の新規導入や外部からの持込によって付着します。
また、イカリムシは非常に繁殖力の高い寄生虫です。
そのため、イカリムシが発生後は水槽を新しいものに変える必要があります。
金魚の体表に付着しているイカリムシはピンセット等を使い取ってあげましょう。
金魚についたイカリムシの駆除方法
金魚についたイカリムシは、「ピンセット」を用いて引き抜きましょう。
イカリムシへの薬剤は、成虫と卵には効きません。
そのため、金魚の体表についてしまっているイカリムシは抜かなければいけません。
そこで、金魚についたイカリムシの駆除方法についてご紹介します。
金魚についたイカリムシの駆除方法
- 金魚を水中からあげます。
この際、手を冷やしておき金魚に負担がかからないように配慮しましょう。 - 金魚を優しくおさえ、イカリムシを取ります。
イカリムシを引き抜く際は、根元からしっかりと抜くようにしましょう。
頭が少しでも残ってしまうと、その箇所から再発してしまいます。 - イカリムシを抜いたら、水槽へ戻します。
イカリムシは成虫になってしまうと、ものすごいスピードで繁殖してしまいます。
そのため、イカリムシに寄生された金魚は別の水槽に隔離する必要があります。
また、元々使っていた水槽でもイカリムシの卵が既にあるかもしれませんので、再発防止のためにも可能であれば新しい水槽に変えることをオススメします。
金魚についたイカリムシは駆除を!イカリムシについて
金魚にイカリムシが大量に寄生してしまうと、寄生された箇所によっては呼吸困難等を引き起こし最終的に死に至ってしまうケースがあります。
そのため、金魚に付着したイカリムシは速やかに駆除をしなければいけません。
そんな危険なイカリムシについてご紹介します。
- イカリムシとは?
イカリムシとは、ミジンコと近い関係にある甲殻類です。寄生するイカリムシはメスのみで、メスのイカリムシは交尾後に頭を魚に突き刺し寄生します。
一度、魚に突き刺さったイカリムシは簡単に抜けることはありません。 - イカリムシの寿命は?
メスのイカリムシの寿命は、1~2ヶ月程度です。
冬場でも死ぬことはなく、魚に突き刺さった状態で冬を越すと言われています。 - イカリムシの産卵時期などは?
メスのイカリムシは冬を越した後に産卵を開始します。
産卵の頻度は、イカリムシの寿命である1~2ヶ月程度の間に約15回程度産卵し、産卵のペースは2~4日に1回のペースで産卵します。産卵された幼生は、しばらくの間は水中を浮遊し脱皮を繰り返しながら成長します。 - いつ頃になると魚に寄生するのか?
水中を浮遊し脱皮を4回程度繰り返すと、魚の体表に寄生することが可能となります。ですが、魚の体表の上を動き回り脱皮を繰り返すだけで、突き刺さることはありません。魚の体表の上で脱皮を繰り返し成虫になることで、メスのイカリムシは交尾が可能となります。そしてその交尾後にメスのイカリムシは、魚に突き刺さり寄生生活を始めます。
金魚にイカリムシなどの寄生虫がつく感染経路と増やさない方法
金魚にイカリムシなどの寄生虫が付着してしまう感染経路は、以下のようなことが考えられます。
- 水草に付着していた
- 赤虫やミジンコなどの生きているエサに付着していた
- 既に寄生虫に感染している金魚だった
寄生虫は肉眼で分かるものもいれば、分からないものもいます。
そのため、気付かないうちに寄生虫を迎え入れてしまっている可能性があるでしょう。
また、イカリムシなどの寄生虫は繁殖するスピードが速くあっというまに繁殖してしまうと言われています。
寄生された魚を更に増やさないためにも、寄生された魚はすぐに隔離し他の魚と接触させないようにしましょう。
金魚につく事があるイカリムシ以外の寄生虫について
金魚は、イカリムシ以外にも「白点虫」という寄生虫に寄生されることもあります。
白点虫に寄生されると「白点病」という病気を引き起こし、金魚の中では比較的よく起こる病気の1つで「魚の風邪」のようなものです。
ですが、この白点病の感染力は凄まじく、感染すると死亡する確率も高いと言われているほど危険な病気です。
白点病に感染した金魚は、白点虫を体から払い落とそうとするような仕草をとります。
体を石などに擦り付けるような仕草が見られる場合には、白点病に感染している可能性があるでしょう。
白点病の原因である「ウオノカイセンチュウ」は熱さに弱く寒さに強い性質です。
そのため、水換え時の急激な水温の変化は白点病を引き起こしてしまう原因となります。
また、水質の悪化も金魚に大きな負担をかけることになり、体が弱ってしまい白点虫に寄生される原因のひとつです。
白点病を予防する上でも、急激な水温の変化や水質の悪化には充分に注意するようにしましょう。