グッピーを購入したら、その中のメスが既に出産間近の状態だった!ということがあります。
なんとか無事に生まれてほしいものですが、出産前にどのような兆候が見られるのか、行動や見た目で判断できるのかわからないものです。
そこで、グッピーの出産について詳しく調べてみました。
出産の兆候が見られた時の対処法、産卵箱に移すタイミングや注意点などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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グッピーのメスの出産前の兆候、
グッピーのメスの妊娠がわかったら、出産に備えて準備をしましょう。
出産の兆候は、グッピーの行動に現れます
出産が近づくと、次のような行動を目にすることができると思いますので、じっくり観察をしてみてください。
上下に泳ぐ
鼻先を水槽の側面につけて、上下泳ぎを何度も繰り返します。尾びれを振って、稚魚を産み落とそうとする様子も見られることがあります。
水面や水底でじっとしていたり、他の成魚から逃げる、または追い払う
個体差はありますが、このような行動が見られるときには、グッピーの出産が近づいていると言えます。
出産に向けて産卵箱に移したり、隔離するなどの方法をとりましょう。
グッピーのメスの見た目でわかる、出産の兆候
先程は、グッピーのメスが出産前に起こす行動について説明をしました。
これらの行動には個体差があり、確認できない場合もありますので、次に見た目でわかる出産の兆候について紹介していきたいと思います。
まずは、当たり前ですが、妊娠をするとお腹が膨らみます。
出産が近くなると、丸かったお腹が膨れて、四角くなってきますよ。
お腹の後ろから、お尻あたりが尖って見えることもあります。
肛門が広がるので、この状態が確認できれば出産間近です。
卵胎生のグッピーは、お腹の中で卵を孵化させ、稚魚を産みます
そのため出産間近のグッピーのお腹には、孵化した稚魚の目が黒く見えることがあります。
このように、出産間近のグッピーは見た目で判断することも可能です。
行動面と同様、個体差があるため、はっきりと見極められないこともありますが、当てはまるものがいくつか見つかったときには、出産が近づいている証拠になりますので、出産にそなえて、隔離をしてあげましょう。
グッピーのメスの出産の兆候が見られた時の対処法
グッピーはその性質上、目の前に現れたものを口に入れてしまいます。
稚魚はとても小さいので、産まれた瞬間から成魚の格好の餌食となり、残念ながら他のグッピーだけではなく、親魚にまでも捕食されてしまいます。
同じ水槽内でも、グッピーの稚魚を成魚に育てることは可能ですが、限りなく数が少なくなります。
沢山の稚魚を飼育したいと考える時には、出産が近づいたメスのグッピーを他の水槽に移すか、産卵箱などを使って隔離しましょう。
グッピーを産卵箱へ移す意味
親魚と他の成魚を隔離するだけではなく、産まれた稚魚が、稚魚しか通れない小さな穴を通って水底の方に沈むため、生存率が格段に上がります。
稚魚がある程度の大きさになるまで産卵箱で飼育を続ければ、グッピーの繁殖を繰り返し楽しむことができるので、おすすめです。
仕切りタイプの産卵箱や、外付けの産卵箱などいろいろな種類のものがあるので、水槽にあったものを選ぶと良いでしょう。
スペースが取れなかったり、産卵箱の用意が難しい場合には、ネットや水草などを使って稚魚の隠れ場所を作ってあげることも有効です。
そのままの状態で出産させるのではなく、稚魚が成長しやすいようになにかしらの対応をとってあげると良いですね。
グッピーのメスを産卵箱に移した後の注意点
産卵箱を使用する時の注意点について説明していきます。
出産をする親魚や稚魚のために、正しく産卵箱を使用しましょう
産卵箱に入れるのは親魚1匹だけ
水槽内のグッピーを半分に分けるのではなく、出産をするメスのグッピー1匹だけを隔離して産卵箱に入れるようにしてください。
1回の交尾で数回出産がある
グッピーは1回の交尾で2~3回の出産をします。
出産を終えたからと言って終わりではありません。また20日程度すると2回目、3回目と出産を繰り返すことがありますので、様子をみてください。
親魚は体力を消耗している
出産を終えたグッピーのメスは、体力を消耗して弱っています。
すぐに元の水槽に戻してしまうと、他のグッピーに追いかけられて弱ってしまうことがありますので、2~3日そのままにして体力が戻ってから、戻すようにしましょう。
産まれた稚魚にはすぐにエサを与えよう
卵生で産まれた稚魚は、孵化すると身体に蓄えている養分から栄養をとることが出来ますが、卵胎生のグッピーにはそのような養分はありませんので、産まれたらすぐにエサを与える必要があります。稚魚用のエサを、食べれる量を1日数回与えましょう。
グッピーのメスが出産する時間帯
グッピーのメスに出産の兆候が見られたら、ぜひ出産の瞬間を見てみたいと思いますよね。
1~5匹の稚魚を3~5分程度掛けて出産するグッピーのお産は、長時間に及ぶこともあり、なかには8時間近く出産をしているものもいます。
グッピーは、静かで産みやすい時間帯に出産すると言われていて、朝方もしくは夜間に出産することが多いようですが、隔離によるストレスから出産をやめてしまうものもいるようなので、出産が近くなったら、ストレスを与えないように注意して静かに見守ることも必要です。
神経質なグッピーには配慮が必要ですが、そうでないグッピーは時間に関係なく出産をすることも多いので、産まれてくる瞬間を見るのは難しいことではありません。
出産シーンを観察し、新しい命の誕生を喜びましょう。