漢検二級取得を目指している人にとって、合格ラインはどのくらいなのか気になるところですよね。
合格基準は80%程度とホームページには記載されていますが、この「80%程度」とは200点満点の160点ということなのでしょうか?
合格ラインの点数は80%未満?漢検二級の合格ラインや合格率、そして一発合格するための勉強法を教えます。
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漢検二級の合格ラインとは?何点とれば合格確実?
漢検二級では200点満点のうち80%の正解率、つまり160点が合格ラインと言われています。しかし、必ずこの割合・点数というわけではなく、問題の難易度によっても合格ラインは変動し、平均は155点程度のようです。
とはいえ、余裕を持って漢検二級を受けるのであれば、常に170点を取れる程度を目指して勉強するといいでしょう。
漢検二級の問題内容と配点は、次のようになります。
- 漢字の読み (各1点×30問)
- 熟語の構成(各2点×10問)
- 部首(各1点×10問)
- 四字熟語
(1) 書き取り(2点×10問)
(2) 意味(2点×5問) - 対義語・類義語(各2点×10問)
- 同音・同訓異字(各2点×10問)
- 誤字訂正(各2点×5問)
- 漢字と送り仮名(各2点×5問)
- 書き取り(各2点×25問)
問題によって得て不得手があるでしょうから、確実に点を取る部分と多少は捨てる覚悟をする部分が出てくるかもしれません。
配点が高く問題数も多い書き取りは重点的に。かといって配点が低い問題でも油断すると合否に関わる失点になる場合があるので、満遍なく勉強するようにしましょう。
漢検二級の合格ラインが155点なのは合格率が低いから?
日本漢字能力検定協会のホームページによると、漢検二級のレベルは「高校卒業・大学・一般程度(2136字)※常用漢字がすべて読み書き活用できるレベル」とあります。
しかし、1997~2006年の10年のデータでは、高校3年生の合格率がいずれも2割以下になっています。
中学卒業程度とされている三級では、中学3年生の合格率は5割以上あることから、高校生は漢字の学習に重きを置いていない現実が透けて見えます。
漢字の活用力は思考力や感情にも影響があるという意見があることから、高校生の漢字学習の不足を心配する声もあります。
ただ、このデータでは「二級を受験した高校生」と「三級を受験した中学生」を比較していることが不公平ではないか、という意見も。
加えて二級と三級では合格点のボーダーも違います。漢検三級は200点満点中140点が合格ラインなのに対し、二級では160点が目安です。近年は合格率の低さから、155点に引き下げて合否を決定しているようです。
漢検二級の合格ラインに到達するためには「書き問題」の対策が必要!
漢検二級の合格ラインは正解率80%程度の156~160点。消極的に考えれば40点は失っても合格できるということですが、最初からそのつもりで勉強するのはお勧めしません。
ただ、二級の問題は漢字の「書き」に関する問題がほとんどなので、必要な点を取るためには「読み」や「部首」などよりも、とにかく書き問題対策が重要になります。
逆に言えば、書き問題を重点的に学習することで、読み問題で大きく点を落とす可能性は低いとも言えるでしょう。
漢字の書き問題を確実に学習し、それから熟語や部首について確実にしていけば漢検二級の受験対策ができます
合格を目指すのであれば、「何点落としても大丈夫」と考えるよりも満点を目指してコツコツ学習していきましょう。
漢検二級に一発合格するために必要な勉強時間と勉強法とは?
漢検に合格するためにはどれくらいの勉強時間が必要か
漢検二級を受験を考えるなら、1ヶ月前には準備を始めましょう。
出題される対象は2136文字で常用漢字全ての読み書きなどができるベレルとされています。2136文字と聞くと膨大な数に感じますが、日常生活でよく使われる漢字も多く含まれるので、全く知らない字を2000字以上覚えるというわけではないので安心して下さい。
1ヶ月前くらいから1日1時間、2週間前からは1日2時間程度の勉強でも充分合格は狙えます。
勉強の仕方
書店の学習書籍コーナーには、様々な出版社から級ごとのテキスト本が売られています。より本物の問題・答案に近いものや、携帯に便利なポケット版などもありますので、自分の学習スタイルに合ったものを選びましょう。
まず一通り問題を解いて、問題の傾向に慣れましょう。わからなかった問題や苦手な問題の傾向を見つけて、重点的に学習します。
二級の問題は一部にマークシート解答もありますが、ほとんどが筆記問題。とにかく書いて覚えること意外に近道はありません。
また、テキストで「読み問題」に出題されているものが「書き問題」に出題されることがあるので、読み問題も確実に頭に入れるようにしましょう。
漢検二級をCBT受験した場合のメリットとデメリットとは?
通常の漢字検定は、試験会場で問題用紙を見ながら解答用紙に記入したものが回収・採点されて結果が通知されます。結果が判るまで30~40日程度かかります。(通知が届く時期になるとホームページからの確認も可能。)
じつは、この方法意外に会場は限られますがコンピューターを使った「漢検CBT(Computer Based Testing)」という受験方法もあります。
定員に空きがある場合は月~土曜日の好きなタイミングで受験ができることや、10日程度で結果が通知されるという早さも魅力です。
デメリットとしては、解答が通常の筆記具ではなくPCに接続したタブレットで行います。タッチペンの操作に慣れていないと、思ったように字が書けないことがあるので注意が必要です。
実際にCBTでは、タブレットを使うと「とめ」や「はね」の採点が甘いと感じたという意見もありますが、学習の段階では全て確実に行うようにしておきましょう。