私立高校の入学金は公立高校に比べると、金額に大きな差があります。しかも多くの私立高校が、公立高校の合格発表前に入学金を収めるシステムになっています。
本命の公立高校に合格をすると私立高校の入学辞退となりますが、すでに支払いを済ませた入学金は返還してもらえるのでしょうか?
気になる私立高校の入学金について、本格的な受験が始まる前に親がしておきたいことについてもご紹介をいたします。
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滑り止めに受けた私立高校の入学金は返還可能?入学金問題について
お子さんが高校受験を経験している最中、私立の合格発表は終わり、見事合格をしました。でも、第一志望である公立高校の発表はまだです。
まだ公立高校の合格が確定していない状態であれば、私立高校の入学金は「念の為」支払う必要があります。高額です。でも、公立高校が万が一不合格の事を考えて、私立高校の入学金は払わなくてはいけません。
そして面倒なのは、公立高校が合格して、私立高校を辞退するにしても、入学金は返還はされない事です。多くの保護者の方が私立高校の高額な入学金を支払って、結果公立に通う事になり、私立に支払う入学金が戻ってこない事に悩んでいます。
公立が落ちている時の為に支払う私立高校の入学金は高いです。でも、辞退するからといってその入学金はあなたには戻ってきません。
私立の入学金は保護者の方からみたら、「無駄金」と思われても仕方の無い金額になります。
すべての私立高校が入学金の全額支払いを求めているわけではありません
これから高校受験を控えているお子さんを持つ保護者の方は、これから学費に幾らかかるんだろうと不安ですよね。
私立高校と公立高校ではお金のかかり方が全く違う。私立高校の入学金の事を考えると、今から頭が痛いと思います。
安心して下さい。私立高校によって、入学金の納入の仕方は異なります。一部の私立に限られるかもしれませんが、私立高校の合格が確定してから、支払う金額が全額ではなく、一定の「この金額は最低限支払って下さい」という金額を設定している私立高校もあります。勿論、最終的には全額支払う必要はありますが、期限を延長できるので、保護者の方も経済面で少しは心にゆとりを持てます。
そして、一部の私立高校にはなりますが、なんと入学金を返還してくれる高校もあります。全ての私立高校が対象ではないので、お子さんが受ける私立高校が入学金に対してどんなシステムになっているのか、確かめましょう。入学金が返還されるのであれば、ラッキーです。
私立高校の入学金は返還されないが、授業料は返還される場合も
私立高校を滑り止めで受けたら、大体の場合は入学金は返還されないのが一般的です。ただ、私立高校を滑り止めに受けて、入学金の様な一時金を支払う時に、前期の授業料も払う場合があります。公立に進む事が決定し、私立を辞退する時、入学金以外のお金、授業料は返還される確立は高いです。
一般入試で私立高校と公立高校、両方を受験して、公立高校に進む場合は、授業料は返還されるケースが多いです。入学金は返還される可能性はあまりありませんが、授業料に関して、私立高校にも問い合わせて下さい。
ただ、上記はあくまでも「一般入試」の場合です。他の特殊のケースは、授業料の返還は認められないと思います。前もって入学が決まっている、推薦入試などは、入学する意志が確定した時点で、全て支払い、返還はされないのが一般的な考えです。授業料の返還はあくまでも一般入試の場合だけだと思います。
私立高校の受験に対して早くから下調べをしておくことが大切
中学の3年生にもなると、高校受験を意識した受験勉強に切り替わります。親としては、お子さんがどの高校に入りたいのか、私立高校なのか、公立高校なのか、進路について事前にお子さんから要望を聞いておくべきです。
公立高校に進学を考えているのならそれ程、お金はかかりません。ですが、それが私立高校となると、入学金、授業料、制服にかかるお金、すぐにお金は飛んでいきます。保護者としてどのくらいの金額を入学するのに準備すれば良いのか、金額も具体的に把握しておくべきです。
私立に進学する事になって、いざ支払うお金が無いなんて事になったら、お子さんも恥をかきます。将来返還の必要が無い奨学金などお子さんに負担のかからない奨学金もありますが、まずはご両親がお子さんを私立に通わせる経済力が必要になります。
一度に支払えなくても、分割の利用も可能な私立高校は多いです。お子さんが中学3年にもなったら、どの高校に通いたいのか、進路とどのくらいの費用がかかるのか、確認しましょう。
私立高校の授業料も無償化を進めている都道府県があります
ただでさえ高い私立高校の入学金。でも、保護者の経済的負担を考えて、私立高校の中でも授業料が無償化になる動きがあります。
全ての私立高校でこの動きがある訳ではありません。地域によっても異なり、大阪ではお子さんが私立高校により経済的に通えるよう、授業料の無償化を進めています。
ただ、この大阪の件にしても、対象になっているのは、授業料だけで、他、教科書代、制服代、部活にかかるお金なども対象になっている訳ではありません。
私立に進むとなると、公立に比べてお金はかかります。授業料の無償化が進んでいる地域もありますが、ある程度の経済力は保護者の方に無いと、お子さんも大変な目にあいます。
お子さんが私立高校に進む事を望んでいるのなら、どのくらいの費用がかかるのか費用を把握し、準備しましょう。
私立高校を受けて、公立高校が受かったとしても、入学金は返還はされません。一部の私立高校では、入学金を返還している高校もありますが、大体の場合は入学金は保護者の方の負担になります。まして、私立高校に進学になると、より経済的には負担になります。お子さんがどの高校に通いたいのか、私立高校なのか、公立高校なのか、しっかり把握して、保護者として費用を工面しておくべきです。