野菜のDNAを取り出すことを題材とした自由研究をするときに用意するものとは?
野菜のDNAを取り出すにはどんな方法で取り出したらいいのでしょうか?
DNAはとりだしやすいものとそうでないものがあるようです。
普段食べているものにDNAが含まれているということは、DNAを食しているということなんですね。
DNAを見ることのできる自由研究、ぜひ試してみてください。
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野菜のDNAを取り出す自由研究のやり方
DNAとは、すべての生物が持つ、遺伝を支配する遺伝子が含まれる物質のことを言います。
DNAは私たち人間はもちろん、全ての動植物の細胞核にあります。
身の回りのもの、例えば野菜のDNAを抽出して自分なりに研究してみることは、新しい知識を増やす良い機会になります。
小学生高学年の自由研究において、身近な野菜のDNAを調べてみるということもおすすめです。
自由研究でDNAの抽出に必要な道具
- 野菜をすり潰すためのすり鉢やすりこぎ
- 茶こし
- 割り箸
- 包丁(ナイフでも可)
- 透明なプラスチックカップ、メジャーカップです。
DNAを抽出するための抽出液は、メジャーカップに台所用洗剤を小さじ1杯入れ、食塩を小さじ1.5杯入れ、200mlになるまで水を入れて作ります。
ここで使う台所用洗剤は、肌にやさしいタイプの洗剤を使うことがおすすめです。
DNAを抽出する野菜は、比較的手に入れやすく、扱いやすい「ブロッコリー」がよく使われています。
冷凍保存しておいたブロッコリーでも使えます。
ブロッコリー以外でも玉ねぎなどもDNAが取りやすい野菜です。
ブロッコリーをすり鉢でよくすりつぶしたら、DNA抽出液を加えたものを茶こしにいれ、抽出物を濾します。
抽出した液を放置し、エタノールを加えてしばらくおくと、透明な層と緑色の層に分かれ、下から白い沈殿が浮き上がってくる様子が分かります。これがDNAです。
割り箸などで、この沈殿物を巻き取るように取ったものが遺伝子が含まれるDNAです。
DNAはとても繊細でもろいので、取る時などは静かに行うようにしましょう。
自由研究にオススメ 野菜のDNAを観察してみよう!
DNAは、言ってみればビデオテープの「テープ」部分のような役割があります。
テープの中には、たくさんの情報が保存できますが、DNAも同じで、いくつもの遺伝子が親や子、さらにその子ども…というような仕組みになっています。
DNAは、細胞核の中に隠れています。
細胞や細胞膜は、常に油膜によって覆われていますので、これをすり潰すことによって細胞を壊し、抽出液を入れることによって洗剤が油を溶かして遺伝子の情報を抽出できるという仕組みになります。
DNAはとてももろい構造なので、DNAを巻き取る時にかき混ぜてしまうと、細かく切れてしまい、うまく巻き付くことが出来なくなってしまいます。
うまく出来なかった場合は、もう一度すり潰す工程からやり直して、中身には出来るだけ触れない状態で静かに行ってみましょう。
野菜のDNAをテーマにした自由研究のまとめ方
自由研究として、野菜のDNAの抽出を選ぶ場合、研究成果をレポートにまとめるという作業は大切なことです。
レポートはその名の通り「報告書」ですが、ただ単に研究の結果を書けば良いというものではありません。
他の人(生徒や先生)が読んで、わかりやすいレポートが良いでしょう。
- 野菜のDNAを研究テーマに選んだのかという理由(研究の目的)
- どんな方法で実験を行ったのか(実験方法)
- 実験で分かったこと(実験結果)
- 実験を通して分かったこと(考察)
- 実験にあたり自分がどう感じたか(感想)
参考にした文献などを丁寧に書くということがわかりやすいレポートには必須の項目です。
また、タイトルにあたる、研究テーマをわかりやすく簡潔なものにするということも大切です。
タイトルは、他の人が見る時に最初に目にする部分なので、これを見てどんな実験なのかがわかるようなタイトルを付けることが望ましいでしょう。
果物のDNAを自由研究にしてみよう!
全ての動植物にはDNAが存在しますので、野菜以外でもDNAを取り出すことができます。
例えば、身近な果物などでもDNAが抽出できます。
果物そのもの自体を使うのも良いですが、手軽に出来るものとしておすすめなのが果汁100%の果汁ジュースです。
オレンジジュースやグレープフルーツジュースなど、市販のものを使えば実験に必要な道具も少ないので、おすすめです。
ただし、この実験には果汁100%のジュースしか使えないので、ご注意ください。
薬局などに売っている「無水エタノール(消毒用)」を用意し、コップに果汁ジュースと入れてから、エタノールをジュースと同じ量入れます。
この時、DNAの細胞が壊れないように、コップの縁からそっとエタノールを入れるようにしましょう。
ジュースの層と、エタノールの層の2層に分かれたら、そのまま30分ほど放置します。
時間が経つと、層の境目に白色のモヤモヤしたものが浮かんできます。
これがDNAです。
割り箸や竹串などで、このDNAを巻きつけるように取り、顕微鏡で状態を確認してみましょう。
DNAの自由研究をまとめるときのポイント
野菜は、私たちが日常的に食べているということから、親しみがもありますよね。
その野菜が持つDNAを調べるという研究は、薬品を扱ったり、道具をいくつか使うということから、難易度も高いため、小学校高学年の自由研究に丁度よい内容と言えます。
実験方法においては危険が少なく、でも内容的にはしっかりとした実験なので、提出するレポートも少し背伸びして大学生などが使うような構造にしてみるのもおすすめです。
DNAを抽出するためには、ほとんど家にある道具でできますが、市販のDNA抽出用キットもあり、研究者になった気分で本格的に実験を行うこともできます。
実験は、同じやり方であっても結果は同じになることはありません。
何度も実験を繰り返すことで、良い結果が出来ることもありますし、失敗した内容が成功の鍵になるということもありますので、実験を進める上で、使った材料や道具などは細かいところまで記入しておきましょう。
また、写真や動画を撮影しておくと、レポートをまとめる際に参考になります。
DNAの自由研究がおすすめの理由とは
小学生の自由研究テーマに何を選べば良いか、頭を悩ますお子さんも多いと思います。
自由なテーマというのが、くくりがないため幅が広すぎて逆にわからなくなってしまいますよね。
小学生の自由研究で大切なことは、その研究が「自分が知りたいこと」であること、そして「身近で出来ること」です。
誰かがやったことを真似するのではなく、自分なりに調べて、失敗をしながら結果を出すということに意味があるのではないでしょうか。
野菜は、私たちが日常的に食べるとても身近なものです。
その野菜の構造、DNAはどうなっているのかを調べることは、探究心を刺激し、新しい知識を増やすためにぴったりとも言える研究です。
1種類の野菜だけでなく、他の野菜とDNA構造は違うのかを探してみたり、自分のDNAはどんな形をしてるのかな?などと新たな研究心に目覚めるということもあるでしょう。
学校の授業のように与えられた環境で学ぶこととは違い、自分で考えながら研究をすることで、勉強の仕方も、もしかすると今までとは変わるかもしれません。