寒い季節の外出は手袋が欠かせないですね。
また手袋はおしゃれも出来ますし、革の手袋を愛用している方もいると思います。
手袋なので汚れてしまいますが、革の手袋は洗濯しても大丈夫なのでしょうか?
また手っ取り早く洗濯機で洗うことは出来るのでしょうか。
革の手袋は洗濯することが出来ますが、洗濯機を使うのはおすすめできません。
そこで手洗いの仕方やポイント、使う洗剤について紹介します。
洗剤は、専用の洗剤もありますが、家庭にある物を使って優しく汚れを落とすことができます。
また乾燥した後に手袋が硬く感じる場合におすすめな物もあります。
革の手袋を洗濯する場合の参考にしてみてください。
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革の手袋の洗濯で洗濯機はおすすめしません
まず最初に、革の手袋を洗濯機で洗うことはおすすめしません。
なぜかというと、洗濯機の強い水圧や洗浄力によって革の油分が抜けてしまうことで、繊維が縮んだり、固くなって傷んでしまったり、シミができたりすることが想定されるからです。
洗濯機で洗濯ができなくなると、クリーニング業者なども選択肢に出てきますが、革のクリーニングは料金が高めです。
できれば、自宅で簡単に洗濯をしたいというのが本音ですよね。
革の手袋は洗濯機での洗濯はおすすめできませんが、実は手洗いであれば洗うことができます。
「革に水は大敵」と言われるように、染料が落ちたり、色移りの原因になってしまうことも場合によってはあるようですが、汚れたまま使い続けるよりは、一度洗濯を試してみるのも良いですよね。
ここでは、いろいろな洗濯方法と、お手入れの方法について紹介していくので、手持ちの手袋のメンテナンスをするときの参考にしてみてくださいね。
革の手袋の洗濯にシャンプー・コンディショナーを使う方法
ここではシャンプーとコンディショナーを使った洗濯方法を紹介します。
使うのは、自宅にあるシャンプーとコンディショナー。
自宅にあるもので簡単に洗濯ができるので、気軽に挑戦できますよ。
【用意するもの】
- ぬるま湯
- 洗面器
- シャンプー
- コンディショナー
- タオル
- 布
- 革専用の保護クリーム
【洗濯方法】
- 革の手袋は、ひっくり返しておきます。
- ぬるま湯にシャンプーを数滴混ぜ、優しく手袋を押し洗いします。
- お湯がきれいになるまで、すすぎ洗いをします。
- お湯がきれいになったら、コンディショナーを混ぜて、革の手袋にサッとなじませます。
- タオルで優しく押して、水分を吸い取りましょう。
- 裏返して形を整えたら、陰干しをして乾かします。
- 専用の保護クリームを柔らかい布につけて、革の表面に塗ります。
- 乾拭きをして仕上げたら完了です。
ポイントは、すばやく洗うこととです。
色落ちの原因になってしまうので、つけ置き洗いはしないでください。
また、洗う時、水気を拭き取る時に手袋を絞るのもやめましょう。
革の種類によっては、色落ちや痛みの原因になってしまうことがあります。
目立たない所でテストをしてから洗濯をするか、心配な方は行わないようにしてください。あくまでも、自己責任での洗濯をお願いします。
食器用中性洗剤を使った革の手袋の洗濯のポイント
革の手袋の洗濯には、中性洗剤を使うことも出来ます。
こちらも、自宅にあるものだけを使ってできるので、すぐに洗濯をはじめることができますね。
【用意するもの】
- ぬるま湯
- 食器用中性洗剤
- たらい
- タオル
- 布
- 革専用の保護クリーム
【洗濯方法】
- 革の手袋は、ひっくり返しておきます。
- ぬるま湯に食器用中性洗剤を数滴入れて混ぜ、手袋を優しく押し洗いします。
- お湯がきれいになるまで、すすぎ洗いをします。
- タオルで優しく押して、水分を吸い取りましょう。
- 裏返して形を整えたら、陰干しをして乾かします。
- 専用の保護クリームを柔らかい布につけて、革の表面に塗ります。
- 乾拭きをして仕上げたら完了です。
シャンプーとコンディショナを使った洗濯方法では、コンディショナーが革をしっとり保ってくれるのに比べて、中性洗剤は、汚れを落としたままの状態なので、陰干しして乾燥させると、固くなっていることが多いと思います。
しっかり保護クリームを塗ることで、革にしなやかさが戻るので、必ずクリームを塗って仕上げるようにしてください。
この方法を試す時にも、目立たない部分で予めテストをしたり、色落ちしてしまっては困るものについてはクリーニングを利用するなど、あくまでも自己責任で行うようにしていただければと思います。
おしゃれ着用洗剤も革の手袋の洗濯に使えます
これまで紹介した洗濯方法と同様の流れで、おしゃれ着用洗剤で革の手袋を洗濯することも可能です。
【用意するもの】
- ぬるま湯
- おしゃれ着用洗剤
- 柔軟剤
- タライ
- タオル
- 布
- 革専用の保護クリーム
【洗濯方法】
- ぬるま湯におしゃれ着用洗剤を入れて混ぜます。
- 手に手袋をはめて、両手をこすり合わせるようにして、革表面の汚れを落としたら、裏返して反対を優しく押し洗いします。
きれいになるまで水を変え、すすぎ洗いをします。 - 柔軟剤を入れて、軽く手袋になじませます。
- タオルで優しく押して、水分を吸い取りましょう。
- 裏返して形を整えたら、陰干しをして乾かします。
- 専用の保護クリームを柔らかい布につけて、革の表面に塗ります。
- 乾拭きをして仕上げたら完了です。
何度もしつこいようですが、こちらも革の状態によっては、色落ちや痛みの原因になることもありますので、自己責任での洗濯をお願いします。
革の手袋の日頃のお手入れについて確認
革の手袋の洗濯方法についていくつか紹介してきました。
自宅で気軽に洗濯ができることがわかれば、今まで大切な時にしか使っていなかった革の手袋が、日常使いになる等、着用機会も増えますね。
最後に、革の手袋のお手入れの方法について確認しておきましょう。
正しいお手入れで、革の手袋を長く使いましょう。
革手袋を使用するときの基本は、「汚さない」「濡らさない」です。
突然の雨などで濡れてしまう恐れがあるときには、形が崩れないように形を整えてからしまうようにしましょう。
- 日頃のお手入れ
脱いだら、縦に引っ張って形を整えます。ブラッシングをこまめにしましょう。 - カビ
表革は乾拭き、スエードはブラッシングでカビを落とします。
縫い目などにカビが入り込んでしまったときには、歯ブラシで擦って落としてください。保管場所は、湿気が少ない場所にするようにし、防湿剤や防虫剤を入れたポリエチレンの袋で密封してから保管するようにすると、カビが発生しにくくなります。 - シミ、傷
表革についた泥などの汚れは、ブラシを掛け、乾いた布で拭きます。汚れがひどい時には、濡らした布で拭き取ってしっかり陰干しで乾燥させましょう。
皮革用のクリーナーも使用可能です。
スエードについた泥などの汚れは、ブラシを強めに掛けると落とすことが出来ます。
毛が倒れてしまったり、テカテカとしてきたときには、軽く濡らしてからワイヤーブラシを掛けます。