野良猫の餌付け。
問題になってますよね?
価値観の違いと言ってしまえばそれまでですが、餌を与えることにより、野良猫が増えに増え、糞尿被害やトラブルに繋がっていることは否めません。
迷惑に思う人と、それを理解できない人。
餌を与えることが猫のためだと主張する人に、糞尿被害などを訴えても『掃除すればよいのでは?』と言われてしまうのが落ちなんですよね。
野良猫が可愛そうなのはわかりますが、人間が手を加えて世話をするのはまた違う話な気がします。
あなたは、どう考えますか?
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野良猫の餌付けが迷惑だと言われる理由4つ
- 鳴き声
野良猫の場合避妊・去勢手術を行っていないため、猫が盛りだすとかなり大きな声で鳴きます。それも昼夜問わずです。
盛りでなくても喧嘩によって、大きな声を上げることも多いため、猫嫌いな人にとってはその鳴き声自体が耐え難い騒音なのです。 - 糞尿被害
猫の糞尿被害は大きな問題で、尿や糞による悪臭に悩まされることになります。
また野良猫は一度排泄場所を決めたら、ずっとその場でするようになります。
ハエも集まって不衛生ですし、手入れが行き届いた庭にされ続けるには苦痛です。 - ゴミを漁る
餌付けをしたからゴミを漁らないということにはなりません。
猫はゴミの中に匂いや興味を引くものを見るだけで、ゴミを漁る事もあるのです。 - 繁殖
子猫を連れた親子連れの猫を見ると微笑ましく思え、つい餌付けしたくもなりますが、避妊や去勢をしていない猫の繁殖力はかなりのものです。
増えた猫の分だけ鳴き声や糞尿が増えるということです。
野良猫の餌付けが迷惑に思う人と、野良猫に餌を与えることを義務だと思う人
あなたの家の近くで野良猫に餌付けをしている人がいるがために、自宅が糞尿被害にあって困っているという方もいると思います。
どうしたらいいのかと頭を悩ませてしまいますが、結論から言って解決するのは困難でしょう。
何か対策を取ろうとしても、長期戦になることは覚悟するべきです。
「餌やり禁止」といった張り紙をしても全く効果がないことにすぐに気付くと思います。その場所では餌をあげなくなるかもしれませんが、また別のちょっと離れたところでやったりするのです。
直接注意すればいいのでは?と思ってしまいますが、これもやめたほうが無難でしょう。それは、野良猫に餌をあげるような非常識な人に注意しても通用しないからです。
思いつくまま言い訳を並べて反論するだけです。
まずは市役所に相談しましょう。
あなたが困っているように、そういった苦情が多数寄せられている可能性はあります。
もしあなたの家のすぐ側でそういった迷惑行為を行っているのであれば、警察へ通報するのも方法の一つです。
それでも効き目がないようであれば、猫の保護団体などに相談して、実力行使で猫自体を保護するしかないかもしれません。
野良猫への餌付けは迷惑行為!時間はかかるけど地域で条例を作ってもらった例も
野良猫に餌付けをするといった迷惑行為に対して、同じく困っているご近所さんを巻き込んで役所に苦情を入れてみましょう。餌付け禁止の強化を要望するのです。
実現するまでには時間がかかるかもしれませんが、苦情が多ければ行政も動くしかなくなるはずです。
行政手続法にかかる行政続条例に基づいて、餌付けをやめるよう求めるのです。それがもっとも効果的な方法です。
この禁止条例の規定によって、餌付け禁止の効果をあげている自治体もあります。
市民が粘り強く行政に苦情を入れ続けた成果と言えるでしょう。
可愛いから、懐いているから、餌がなくてかわいそうだからといった理由を並べ餌付けをすることこそ、無責任で野良猫を虐待していることと同じだと言うことを世論に示すことが大切だと言えます。
餌やり禁止条例が可決するよう、行政に粘り強く働きかけましょう。
野良猫の餌付けが迷惑だと餌付けをしている人に言っても通じない。
近所の人が野良猫に餌付けをすると、糞尿被害が拡大して迷惑でしかありませんが、先程も触れた通り、餌付けをやっている人に直接苦情を伝えても意味がありません。
注意したところで、「お腹を空かせているのにかわいそうだと思わないのか!」と言い訳を並べ、話し合いどころか逆恨みされてしまう可能性もあります。
実際に、餌付けトラブルによって傷害事件にまで発展したケースもあるので注意が必要です。
トラブルにならないためにも、苦情は直接言うのではなく、まずは役所に伝えて対応してもらうべきでしょう。
このように、野良猫の餌付け問題は本人との話し合いでは何も解決しません。
役所にすぐに報告して、注意してもらう方法が一番なのです。
地域猫への餌やりは認めてられているので阻止することはできませんが、自分の家の前で餌付けをしているのは不当な場合が多いのですぐに報告しましょう。
とある地域では、野良猫に餌やりをするガイドラインを作成しました。
野良猫問題を解消するにはどうすればいいのか。
無責任な餌さやりによって猫がどんどん増えて被害が拡大するのですから、その逆のプロセスを辿ると解決策も見えてくるのではないでしょうか。
とある地域では、野良猫の不妊・去勢手術を徹底して野良猫の増加を防ぎ、餌付けのルールやトイレの設備、清掃を徹底したことで解決に導きました。
この地域では当時、野良猫の餌付けによる住民同士のトラブルが絶えませんでした。
そこで自治体は解決に向けて、地域住民を巻き込んで話し合い、猫を守りたい住人と猫を排除したい住民双方が納得できるような解決策を探ったのです。
その結果として、「野良猫に餌やりをするガイドライン」が誕生したというわけです。
このガイドラインは画期的で、同じく野良猫問題に悩む地域のモデルにもなりました。
内容としては、野良猫の餌付けをしたい人は集団で役割分担を行い周辺住民の理解を求める、餌を与える場所は周辺住民の迷惑にならない場所にすること、常に清潔を心がけること、餌場周辺に猫が排泄しやすい場所を設置することなどです。
どちらか一方の意見だけを採用するのではなく、双方の意見も取り入れたガイドラインを設置することこそ、野良猫問題をもっとも解消できる一番の方法かもしれません。