染料を使えば、自分で布を簡単に染色することができます。身近にあるものを使って染色する方法や、天然素材を使って布を染色する方法など、身の回りにあるもので染めることができるのです。
お子様と一緒に、自分の趣味として、布の染色にチャレンジしてみませんか?
そこで今回は、身の回りにある身近なものを使って、布をキレイに染色する方法についてお伝えします!
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コーヒーで布を染色する方法
布を染色すると聞くと、職人さんがする仕事であり難しい感じがします。
ですが職人ではなくても家にあるものを使って子供と一緒に染色を楽しむことも出来ます。
例えばコーヒー、毎日飲むコーヒーと牛乳で染色することも可能です。しかもインスタントのコーヒーを使用してもOKなのです。
コーヒーを使った染色について
下準備として牛乳を水で薄め、そこに布を浸け込み繊維に浸透させます。これは牛乳に含まれるタンパク質で色が染み込みやすくなる事が理由です。
しっかりと布に牛乳水を含ませたら軽く絞って、乾くまで陰干しをしましょう。
次にいよいよコーヒーで染色を行っていきます。
まず鍋にお湯を沸かしインスタントコーヒーを自分の染めたい色の濃さにしてください。そこに牛乳を含ませて乾かした布を漬け込んでいき、色止めに塩を入れます。
しっかりと混ぜ合ったら火を止めて冷めるまで待ってください。次にすすぎ洗をして軽く絞り陰干しをして乾いたら出来上がりです。
玉ねぎの皮を使って布を染色する方法
玉ねぎの皮を使って布を染色する方法は、結構有名ですよね。子供番組などで紹介されることもあります。
こちらもコーヒーの染色方法と同じように、牛乳を水で薄めた液にまず染色したい布を染み込ませて、乾かしておくと色が出やすくなりますよ。
染色は繊維によっても色の出方が違い、動物性の繊維なら色は染まりやすく、植物性の繊維は上記したようにタンパク質を染み込ませる事で、色の出方が違ってきますので下準備をすることをお忘れなく。
次に染液と呼ばれる玉ねぎの皮を煮出した液体をつくります。煮立たせずにゆっくりと煮て色を出していきましょう。
染液が出来たらその鍋に、布を浸け込みます。色の定着を促すためには塩だけではなくミョウバンや鉄を使う場合もあります。
この作業を媒染というのですが、使用する材料で色の出方が違ってくるので、いろいろと試してみて、子供の自由研究を行っても良いですね。
最後は媒染した後に火を止めて、冷めたらすすぎ洗をして軽く絞り、陰干しをして出来上がりです。
草木染めの方法・花びらを使って布の染色をするやり方
コーヒーと玉葱の皮で布を染色する方法をご紹介しましたが、染色にも慣れて鮮やかな色の染色を行いたいのなら草木染めがおすすめです。
草木染めは花びらの色を使って染色を行います。花びらの汁を使って布を染めるので、花びらの量は布の1~3倍程度は用意をし無ければいけません。
花びらを集めたら氷酢酸と水と一緒にミキサーにかけてください。次に水切りネットや晒布にあけて花びらを揉み出し、さらに色を出します。
この時大きな入れ物に水を入れて、その中で揉み出しを行ってくださいね。
後は先述した染色方法と同じように、煮立てながら布を浸け込み火を止めた後は冷める場で待ちます。
冷めたら布を取り出し、すすぎ洗をして軽く絞り陰干しにして出来上がりです。
草木染めで使われる主な天然染料
草木染めはよく耳にする布の染色方法ですが、どのような染料がよく使われるのでしょうか?
まず草木染めとして一番に思い浮かぶのは藍染ですよね。その色はインディゴブルーと言われるように青色です。そして染色には花びらではなく、乾燥させた葉を使って布を染めていきます。アイと言ってもその種類はいろいろとあり、リュウキュウアイやタイセイ、そしてタデアイが日本では栽培されています。
また赤色を出すならアカネが天然染料としては有名です。こちらは葉でも花びらでもなく、染色に使用するのは根!色素はプルプリンやアリザリン、ルビアジンなどです。
その他にも赤色を抽出できるのはベニバナです。ベニバナからは黄色と赤色を取り出すことが出来、黄色を取り出すことは比較的簡単です。しかし赤色を取り出すことは難しいと言われています。昔から赤いベニバナ染めが貴重とされていた、理由がわかりますね。
草木染めの奥は深く、同じ花でも違う色を抽出することが出来たり、藍染をして後で他の草木染を行うことで、さらに違った色に染めることもあります。キレイな草木染めはまさに職人技といえますよね。
「染料」と「顔料」・染色について
染色について、そして染料について簡単にご紹介してきましたが、染料の他にも顔料と言う言葉を聞いたことありませんか?どちらも染色に関わることは間違いありませんが、どのような違いがるのか、ご存知でしょうか。
それぞれの特徴について調べてみました。
布に使う染料について
今までお話したように水に溶ける性質を持っています。また水だけでなく油にもとけます。そのため繊維の中にまで入り込み、媒染をすることによって化学反応をおこし繊維を染色する事ができるのです。
では顔料はというと、水や油にとけることはありません。そのため染色をするためには顔料の粒子を専用の接着剤を使用して、繊維に付着させているのです。
顔料と染料は、ここが大きな違いです。両方とも染色をしますが、水や油に解けるかどうかでその染色方法には違いがあるというわけです。