コートを選ぶ時、素材もチェックしていますか?
ポリエステル100%のコートもありますが、あなたが40代であれば、もう少し素材にこだわった方がいいかもしれません。
では、ポリエステル100%のコートにはどんな特徴、欠点があるのでしょうか。
40代の大人な女性は、なぜポリエステル100%のコートを避けたほうがいいのでしょうか。
コート選びの参考にしてください。
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ポリエステル100%のコートの特徴
お手頃価格なコートはポリエステル100%であることが多いです。主婦にも選びやすいお手頃価格な事が多いのは嬉しい事ですが、まずはポリエステル100%ってどんな特徴があるのか確認しましょう。
ポリエステルは化学繊維
コートに限らず多くの洋服の生地に使われています。インナーからコートまで、単純にポリエステルといっても素材感が全然違うのも特徴です。コートの生地で言えば、滑らかな天然繊維に似せた生地から起毛まで加工されています。
コートのポリエステル100%生地は、他の天然繊維の生地に比べると繊維が丈夫で水にも強いのが特徴です。
ポリエステルはお手頃価格
そして、何よりも天然繊維のコートより安いのも特徴です。
比較的安価な価格帯のアパレルショップではポリエステル100%かポリエステルに天然繊維を配合したコートの取り扱いが多いでしょう。
ポリエステル100%の素材でできたコートの欠点は毛玉ができやすいこと
コートは他の衣類に比べて高額でコート自体も重くなることが多いので、軽くて安くて丈夫なんてポリエステル100%のコートは良い事ばかりのような気がしてしまいますが、メリットばかりではありません。
ポリエステルは毛玉ができやすく、取れにくい
天然繊維よりも繊維自体が強いため丈夫ですが、繊維が丈夫がゆえに毛玉が出来やすいのが特徴です。
天然繊維の場合は、繊維自体が絡んでも繊維が弱いので毛玉になる前に取れてしまったり、毛玉になっても取りやすいです。
丈夫な特徴があだとなって、毛玉が出来やすく取りにくい場合があります。
ポリエステルは静電気が起きやすい
また、化学繊維全般に言えることですが、ポリエステル100%のコートは静電気がおきやすいです。
冬はただでさえ乾燥していてどんな服でも静電気がおきやすいですが、天然繊維のコートよりも静電気がおきやすいのもデメリットの一つです。酷い時にはコートを脱ぐときにバチバチ音がしたり、中に着ている服が体に張り付くほど静電気が溜まってしまうこともあります。
耐久性があり、型崩れしにくいポリエステルのコートなら自宅での洗濯も可能。洗濯方法と注意点
ポリエステル100%のコートは丈夫で水に強いという特徴がありますが、その特徴を生かして自分で洗濯しやすいというメリットもあります。
冬の間、コートを何度もクリーニングに出すのはお金がかかりますが、一度も洗わないのは気になるという人もいるでしょう。
そんな人にはポリエステル100%のコートがお勧めです。
ポリエステル100%のコートでも洗濯表示を見ると、クリーニングするように書かれていることが多いですが、やり方次第では自分で洗うことも可能です。
ドライモードやおしゃれ着モードがある場合は、洗濯機で洗える
- 裏返しに畳んでネットに入れて洗います。
※ただ、型崩れなどが心配な人や丁寧に扱いたいという人は洗面台や浴槽などで押し洗いの手洗いをしましょう。 - 軽く脱水を掛けたら、形を整えて干します。
使う洗剤はおしゃれ着用にして、静電気防止に柔軟剤を使うと良いでしょう。
暖かさを求めるなら、ポリエステル100%のコートよりも断然カシミア
ポリエステル100%のコートは比較的安価で売っているのが魅力ですが、冬のコートは暖かさも重要ですよね。
デメリットでお伝えした通り、ポリエステル100%のコートは他の天然繊維のコートに比べると暖かさが劣ると言われています。
ポリエステルと天然繊維が混ざっている生地のコートではウールが混ざっている事が多いです。
暖かさや肌触りを重視するならカシミアがお勧め
カシミアは柔らかい質感で、カシミアの毛が細くてぎゅっと詰まっているので暖かい空気を逃がしにくい構造になっています。ウールに比べると軽いですが、高級素材のためお値段も良いのが難点です。
ただし、ポリエステル100%のコートは他の天然繊維のコートに比べると寒いと言っても、裏地の有無、裏地が起毛生地かつるつるの裏地かによっても体感温度が変わるので、コートの表地だけで一概には言えません。
ポリエステルのコートは安っぽく見えるかも?40代女性のコートの選び方
ポリエステル100%のコートの価格は魅力的ですが、どうしても質感に高級感が足りない感じがしてしまう事が多いです。
ポリエステルのコートは質感も様々ですが、ポリエステルは価格を抑えることが出来るため、安価な価格帯のブランドで扱っている事が多くなります。
そういう安さに飛びつきたくなるポリエステル100%のコートは、天然繊維のコートやそれなりの価格のブランドのポリエステルのコートに比べると、安さが目立ってしまいます。
ブランドにこだわるとネームバリューが価格に反映することもあるので、ブランドに拘らずにクオリティで選ぶのがお勧めです。
同じポリエステル生地でも質感が変わりますので、安っぽく見えないクオリティのコートを選びましょう。
また、若い時のように寒さを我慢してまでおしゃれをしたいよりも暖かさも重要になってきていると思いますので、素材の暖かさや着心地にも拘ってはいかがでしょうか。
ただ、無理して高級なコートを買って汚れやケアに神経を尖らせるくらいなら、普段使い用としてポリエステルのコートと使い分けするのも良いでしょう。
使い分けするなら、冠婚葬祭にも使える定番のデザインを天然繊維のコートで、流行のデザインのコートはポリエステルの安いものにするのがお勧めです。