中学生になると小学校よりも勉強が難しく時間もかかるため、スケジュール表を作るだけで効率よく勉強することができます。
メリットが多い勉強のスケジュール表ですが、立て方にはポイントがあります。
ただ勉強する科目名だけを書き込んでは失敗するだけ。
達成感や満足感が偉えるスケジュール表を作ることで、必ずやる気もアップします。
何をどれくらいやったか「見える化」できれば、完璧です!
スケジュール表の立て方についてご紹介します。
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中学生が勉強のスケジュール表を作るメリット
スケジュール表のメリット
- 勉強をするための目標が具体的になる
スケジュール表を作って勉強の進め方を計画することで、それを基準に現在の自分の状態を客観的に見ることができます。
目標が定まり、勉強のモチベーションが上がります。 - 達成感の獲得
スケジュールや期限を区切って自分に架したノルマがあると、それがこなせた時に達成感を感じます。また「決めたことがきちんと守れた」と感じることは自信に繋がります。 - テスト対策
中学生になると定期テストがあり、その内容は授業の進行に合わせて範囲が決まります。スケジュール表を作って勉強を積み重ねていけば、テストの前になって慌てることはなくなるでしょう。 - 勉強を習慣にする
計画を立てた通りに勉強するようにすることで、毎日勉強することが習慣になります。面倒だとかやりたくないと考える前に、勉強を始められるようになります。
中学生が勉強のスケジュール表を作成する場合のポイント
勉強のスケジュール表を作る前には、必要なことが2つあります。
1つ目は目標を設定すること。
- 学年で50以内にしたい
- 各教科の平均を5点アップしたい
といったもの。
そして2つ目は、目標に到達するために必要な行動を考えリスト化することです。
これまでの勉強を見直して、やるべきことを具体的にリスト化しましょう。
これまでの勉強が「毎日の復習と予習」「問題集を解く」といったものなら、更にプラスして勉強内容をリスト化します。
- 毎日の復習と予習に加えて教科書対応ドリルをする
- 問題集のレベルを上げる
- 勉強する時間をプラスして設定する
その他、これまでに行ってきた勉強のスケジュールに時間や質を上げたものを考えましょう。
これまでと同じ勉強方法のままでは、成績をアップさせることは困難だからです。
テストまでにやるべき勉強をある程度スケジュール表に書き出したら、今日やることをその日に決めてもOK
中学生の勉強スケジュール表は、テスト範囲が発表になると具体的に組み立てることができます。
テスト範囲は教科書やワークの中から該当ページが示されます。テスト当日までの日数を逆算して一日あたりの勉強範囲がかなり具体的に計画できるでしょう。
それぞれの教科で毎日行う勉強を書き出してみます。
●英語
- 教科書の本文を読む
- わからない単語を調べる、暗記する
- ワーク
●数学
- ワーク、プリントを各2~3回
というように、勉強を始めてから「次に何をするか迷わない」ように具体的にリスト化するといいでしょう。
さらに、勉強を始める前に「その日に行う勉強」をさらに細かくリスト化すると、これから勉強しようとする範囲が具体的にイメージできます。
終わった内容は、打ち消し線で消したりチェックを入れて消していきましょう。小さなことですが「予定をこなした」という達成感が勉強のモチベーションにもなります。
勉強する科目名をなんとなくスケジュール表に書き込むだけでは失敗する
小学生の頃から、長期休みになると学校から1日のスケジュールを提出するように言われますね。ただ、ほとんどの人は、この予定通りに生活できなかったと思います。
日常生活にしろ勉強にしろ、スケジュールの立て方に失敗する場合に共通したことがあります。
失敗するスケジュール表
詰め込み過ぎ
スケジュールを立てている時はやる気が湧いてきて、精力的な計画を立てたものの現実的に実行できない内容になっている場合です。
これまでの勉強よりも内容の濃い勉強にすることは必要ですが、詰め込みすぎるとすぐに予定通りに進まなくなりパンクしてしまいます。
ぼんやりで抽象的な計画
なんとなく「点数を上げる」「平均点くらいの点は取る」といったぼんやりとした目標から具体性のない計画になり、計画する意味がないスケジュール表になってしまいます。
スケジュール表に縛られてパンクする
スケジュール表は、あくまでも「予定」です。予定どおりには進まない日もあるでしょう。完璧にスケジュール表通りの勉強をしようと考えすぎると、その通りにできなかったことで逆にやる気を失う完璧主義は本末転倒。
スケジュール表は効率よく勉強するための指針であり、絶対のものではありません。柔軟に勉強を進めましょう。
中学生は夕食前に勉強するのがおすすめ
勉強するのに最適な時間について
空腹は記憶力の味方
1日24時間のうち自分の勉強に当てられるのは、朝置きてから家を出るまでの時間と帰宅してから寝るまでの時間ですが、どの時間帯が適しているのでしょう。
早朝の勉強が良いという話もあれば、夜の方が静かで集中できる、といった意見がありますね。
人間の脳の仕組みからすると帰宅後の時間、それも夕食の前が勉強のベストタイムです。
夕食前、お腹が空いて集中できないと思うでしょうか。実は、胃は空腹時に食欲を感じさせるグレリンというホルモンを分泌するのですが、このホルモンは記憶を強める働きもあると言われています。
つまり、空腹時に勉強した方がより記憶しやすく効率が良いということになります。
ただ、脳は体の中でも酸素や糖分を必要とするので飴やチョコレートなどで適度な糖分補給をすることも必要です。
就寝前40分間を逃さない
夕食前の時間だけでは勉強時間が心もとない。そんな場合は就寝前の40分間も見逃せません。脳は寝ている間に記憶を定着させると言われており、寝る前の40分は定着するための記憶を整理する時間でもあります。
この時間に勉強することは、記憶されやすくなることが期待できます。
勉強はただがむしゃらにやるだけではなく、効率的に進めることが必要です。やることを整理して、順序立てて必要な勉強をこなしていきましょう。
スケジュール通りにいかなくても柔軟に考えることも必要です。大切なのは「スケジュールに従うこと」ではなく「必要な勉強をすること」です。
少しでも効率を考えた時、勉強する時間帯にも注目する必要がありそうですね。