マルベリーの鉢植えを育てようと考えている人の中には、どうやって育てれば上手に実を付けることができるのか知りたい人もいることでしょう。
今までマルベリーを育てたことがないと、どのように育てれば良いのか方法が分からないものです。
ここでは、マルベリーの鉢植えを上手に育てる育て方についてお伝えします。うまく育てることで実を収穫するとができますので、日当たりや水やりなどの基本的な育て方を知って、マルベリーの栽培をしましょう。
また、マルベリーの鉢替えや夏越し・冬越しについてもご紹介します。上手に管理をして長くマルベリーを育ててください。
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マルベリーの鉢植えの育て方・品種と日当たり
マルベリーは桑の実で、ビタミン類やカルシウム、カリウムといった栄養を含んでいます。
特に、ビタミンCの含有量が高いことでも知られています。
マルベリーは品種によって特徴が違う
マルベリーの果実は、そのまま食べることも出来ますが、ジャムやお酒などに加工して楽しむことも出来ますので、楽しみ方が多い植物と言えます。
マリベリーの鉢植えを買ってきて楽しみたいという人もいるでしょう。
マリベリーの醍醐味である果実を楽しみたい場合、マリベリーを買う時にはできるだけ実が大きな物を選ぶことがおすすめです。
マルベリーは品種も色々あり、物によっては1本から実がなる物もあれば、雌雄異株だと2本から実がなる物もあります。
雌雄同株のマルベリーもありますが、確実に受粉するとは限らないため、実を付けさせるためには2株以上を周りに植えると良いでしょう。
マルベリーは基本的に日当たりの良い場所を好みますので、マルベリーは家の中でも日当たりの良い場所を選んで育てるようにしましょう。
マルベリーの育て方・鉢植えの時の土作りや水やり・肥料について
マルベリーと言うと、果実の印象が強いですが、桑の葉も栄養が豊富で、蚕の餌や、食用として活用される、葉と実の両方を楽しむことが出来る珍しい植物です。
特に新芽は柔らかく、そのまま食べられるため、サラダやナムルなどとして楽しむことも出来ます。
マルベリーを鉢植えで育てる時のポイント
そんな楽しみ方が無限にあるマルベリーは、土から栄養を摂るため、マルベリーに適した土作りもポイントのひとつです。
マルベリーは、野生でも育つ丈夫な植物なので、どんな土でも育ちますが、基本的には水はけの良く、水持ちが良い土を好みます。
市販の専用土や、腐葉土6に対して赤玉土4の割合で混ぜた土がマルベリーの栽培に適しています。
根を張ったマルベリーはそれほど水は必要ではないものの、適度は湿度は必要です。
鉢植えの場合は、鉢の表面の土が乾いたら水をたっぷり与えると良いでしょう。
マルベリーは落葉樹なので、冬は葉を落として休眠期に入ります。
3月と6月くらいに化成肥料を与えると、マルベリーが良く育ちます。
マルベリーの育て方・摘果と収穫
マルベリーは木苺のような赤黒い色の果実が特徴ですが、実が付くということはその分、木から栄養をもらっているということです。
鉢植えも年2回の剪定が必要
たくさんの実がなったマルベリーは、株の栄養が足りなくならないように、1ヶ所に付き、2~3個の実になるように場合によっては実を摘んで数を調整することが大切です。
マルベリーは暖かくなってきた5~6月の初夏に実を付け始めます。
実が赤いうちは酸味が強いので、黒く熟した実が食べ頃です。
マルベリーの実をたくさん付けるためには、日当たりの良いところで育てるということが大切ですが、時々は花芽を摘み取らないように注意しながら葉を剪定することも実をたくさん付けるためのポイントです。
マルベリーの花は、枝の真ん中から先端にかけて付きますので、剪定の時には間違って花芽まで切らないようにしましょう。
剪定は、1年のうち2回程度がベストです。
実を収穫した後と、休眠期の1月から2月にかけての2回のタイミングで剪定します。
マルベリーの鉢植えの病気や害虫について
マルベリーは他の観葉植物などのように鉢植えで育てることも出来ますが、どんどん大きくなるため、大きな木になるまでには地植えにすることがおすすめです。
日本の気候に合ったマルベリーは育てやすい植物
マルベリーは、寒さにも暑さにも強く、日本の気候に合った性質なので、他の植物ほど手間がかからなく、人で例えると「優等生タイプ」の植物です。
植物に多い病害虫の心配もそれほどないというのも、マルベリーを育てるメリットです。
ただ、マルベリーから落ちた実をそのままにしてしますと、実から菌が繁殖して病気の原因になってしまうことがあります。
落ちた実が原因でかかりやすい病気は「菌核病」です。
糸状のカビが植物の成長を妨げる菌核病は、放っておくと株自体が死んでしまったり、他の株にも伝染する恐れがあるため、早めの対処が必要になります。
マルベリーの鉢植えの鉢替えと夏・冬越しの育て方
マルベリーは一年を通して、生長期と休眠期があります。
マルベリーの植え替えは、このうちの「休眠期」に行うようにしましょう。
できるだけ根を触らないようにして、大きめの鉢に植え替えしてあげましょう。
暑い夏は、マルベリーがもっとも活動する生長期。
普段あまり水を必要としないマルベリーですが、乾燥しがちな夏は水分を必要としますので、様子を見ながら土の表面が乾いたら水を与えるようにしましょう。
そして冬は、枝に付けた葉を落とし、休眠期に入ります。
寒さに強いマルベリーは、冬の気温にも耐えることが出来るので、特別な冬越しの準備などは必要がありません。
比較的育てやすいマルベリーを大切に育てて、実や葉もありがたく活用したいですね。