重曹と言えば、お掃除に活躍するアイテムという印象をお持ちの方が多いと思いますが、重曹は料理にも、いろいろと便利な使い方があります。
代表的なものは、山菜のアク抜きで使う方法が有名ですが、重曹が得意なことはそれだけではありません。
そこで、重曹を料理に活用する方法をご紹介します。いつもの料理の手順にちょっとプラスするだけで、より料理が美味しくなります。
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料理での重曹の使い方、わらびのアク抜き
重曹を掃除に使用する方は多いと思いますが、実は料理でも活用方法が多彩です。
重曹を使用することで、いつもの料理が美味しく仕上がるなら是非使ってみたいですよね。
料理で活用出来るいろいろな重曹の使い方を見ていきましょう。
普段の料理でのお悩みも解決出来るかもしれません。
まずは山菜のアク抜きです。
春の訪れを感じさせてくれるわらびなどの山菜は、いろいろな料理に生まれ変わり食卓に彩りを与えてくれます。
しかし、アクが強い特徴もあるので、アク抜きは欠かせずそのまま食べることも出来ません。
アク抜きをしないと料理の風味を損なうだけでなく、健康にも良くありません。
重曹を使って、しっかりとアク抜きをしていきます。
- わらびの倍の水を鍋に用意して、沸騰するまで火にかけます。
その間にわらびを洗っておきます。 - 沸騰したら、水の100分の1の量の重曹を加えます。
- 重曹を加えたら、火を止めて少し温度が冷めるまで待ちます。
- お湯の温度が少し冷めたら、わらびを入れます。
- 加熱をせずにそのまま浸けて、半日ほど時間をおきます。
(定期的にわらびの状態や固さをチェックすることがおすすめです。) - わらびが柔らかくなったらアク抜きは完了です。
あとは重曹を綺麗に洗い流して下さい。
アク抜きが出来たら、そのまま料理に使うことが出来ます。
再度茹でる必要はありません。
料理で覚えておきたい重曹の使い道、固い肉を柔らかくする方法
だからこそ、主婦は少しでも安いお肉を選びます。ですが、場合によっては肉が固くて美味しさが半減なんてこともあります。
味付けが良くても、肉が固いとがっかりですよね。
そんな固い肉にも重曹が使えます。
固い肉を重曹が柔らかく変身させてくれる
どの種類の肉でも問題なく使えるのも嬉しいですね。
- 1カップより少し多めの水を用意します。
- 用意した水に小さじ1程度の重曹を加え、しっかり溶けるまで混ぜ合わせて下さい。
- 重曹水に固い肉を浸けます。
30分ほど浸けるだけでOKです。 - あとは重曹水を拭き取り、いつものように料理をするだけです。
肉に重曹が残っていると、苦味を感じてしまいます。
しっかり丁寧に拭き取ってから料理して下さい。
それでも気になる方は、重曹水を洗い流してから料理に使って下さい。
魚のぬめり取りや臭み消しに使いたい時の使い方
料理法によって味わいも変わり、日本人の大好きな食材ではありますが、料理をしているときに感じるぬめりや臭いが嫌という主婦の方は少なくありません。調理器具についた臭いも、なかなか落ちないこともありますよね。
魚料理のお悩みにも重曹の出番です。
魚特有のぬめりや臭いを解消してくれます。
ぬめりが気になるときは、粉末のままの重曹を使います。
●ぬめり取り
- ぬめりを取りたい魚に重曹を粉末のまま振りかけます。
- 重曹が魚全体に馴染むように、軽く擦るようにしてまぶします。
- あとはしっかりと重曹を洗い流し、水分を拭き取ります。
●臭い取り
- 500mlほどの水に、小さじ2の重曹を加えてしっかりと溶かして下さい。
(魚の量や大きさによって分量を調整してもOKです。) - あとは重曹水で魚を洗うだけです。
ゴシゴシ洗うと重曹の研磨剤効果で魚に傷が付くので注意して下さい。 - 重曹水を拭き取り、料理をして下さい。
料理でいろいろと活用できる重曹の使い方
日常の料理に重曹が嬉しい効果を発揮してくれるのですね。
しかし、重曹の使い方はこれだけではありません。
例えば果物にも使うことが出来ます。
果物を食べる頻度の多い方は特に気になっているかもしれませんが、皮の表面にワックスが付着しています。
水洗いをしても、ワックスや付着している農薬などは綺麗に落とすことは出来ません。
皮を剥く場合は問題ないかと思いますが、皮も一緒に食べるときや加工したいときにはやはり気になってしまいます。
このような場合も、重曹が持つ研磨剤効果が解決してくれます。
- 果物の皮に重曹の粉末を振りかけ、馴染むように軽くこすります。
- あとは十分に重曹を洗い流したら、表面のワックスなどが落とせます。
重曹はぬめりや汚れを落とすだけではなく、食感にも変化を与えてくれます。
一番わかりやすい料理は天ぷらなどの揚げ物ではないでしょうか。
サクッ、ふわっとした食感を両方叶えてくれます。
- いつもの天ぷら粉に少量の重曹を加えるだけです。
- あとは170度に熱した油で天ぷらを揚げるだけです。
割合の例を紹介すると、薄力粉1カップ:重曹小さじ3分の2:水1カップ程度です。
本当に少量で大丈夫なので、入れすぎないでくださいね。
重曹はコゲ付いた鍋の掃除にもおすすめ
重曹は料理だけではなく、調理器具にも使えます。
多くの主婦の方が頭を悩ませている鍋の焦げ付きですが、洗剤を使って擦ってもなかなか落ちないのが現実です。
焦げ付き汚れのある鍋を使用していると、コンロまで汚れてしまうので、なんとか解消したいものですがここでも重曹をおすすめします。
浸け置きして頑固な鍋底の焦げ付きを落としましょう。
アルミ製やテフロン製の調理器具には使用出来ないので、注意して下さい。
- 鍋底が浸かる容器を用意します。
なければシンクに水を張ればOKです。 - 焦げ付き部分が浸る程度の水を用意します。
- 水と重曹の割合が9:1になる量の重曹を加えます。
- あとは焦げ付きの気になる鍋を重曹水に浸けて、汚れを浮かせていきます。
- 1時間ほど時間を置いたら様子を見て、落ちていない汚れは軽くこすり洗いして下さい。
汚れが柔らかくなっているので、いつもよりスルスル落ちると思います。 - 重曹が残ると白い跡がついてしまうので、最後にしっかりと洗い流して水気を拭き取って下さい。
キッチンに置いておくと、いつでも美味しい料理が作れて家族も大喜びですね。