出窓にはフリルのついたカーテン?可愛いカーテンも良いけど、自分の趣味ではないと言う方もいらっしゃいますよね。そこでカーテンではなくブラインドを検討される方も。
しかし出窓にブラインドを取り付けるとなると、オーダーでなければ無理か?予算的にも気になるところです。
そこで、ここでは出窓のブラインドの取り付けについて、いろいろな取り付け方法をご紹介いたします。予算やお部屋の雰囲気に合わせて、どのようなものが良いかお選びになってくださいね。
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出窓の形に合わせたブラインドの取り付けについて
出窓は形によって呼び方が異なります。大きな窓の両端に直角に窓が連結している形を「角出窓」、両端のまどが緩やかな角度で連結している形を「洋風出窓」と呼びます。幅の狭い窓が沢山連結してカーブを形成している形は連結している窓の枚数によって「2連出窓」「3連出窓」、窓が2枚だけ三角に出っ張っている窓は「三角出窓」と呼びます。
出窓用のブラインドは、窓の幅に合わせて作られているそれぞれのブラインド部分が連結されて作られており、殆どの出窓に対応しています。
ブラインドは窓一枚ごとに一枚ある状態になるので、窓ごとにブラインドを操作することになります。
ブラインドの羽が手繰り寄せられる一番上の部分を「ヘッドボックス」と言います。出窓にブラインドを取り付けた時に、脇の小窓の部分でヘッドボックスが壁の回り縁にぶつかってしまう場合があります。ヘッドボックスがぶつからない長さのブラインドを取り付けるとブラインドの羽が短くなり窓を完全に覆うことが出来なくなります。そのため、ヘッドボックスを回り縁の手前に合わせて切り取る必要があります。業者にブラインドを注文する際にはヘッドボックスのカットについても伝えておく必要があります。
自分で出窓にブラインドを取り付ける場合
ブラインドはサイズの合うものを見つけて購入することが出来ると、自分で取り付けることも可能です。
取り付けたい場所に窓枠がある場合には、取り付けはとても簡単です。窓枠の天井部分に取り付ける「天井付け」の方法をご紹介します。
まずはブラインドを取り付ける土台(ブラケット)の金具を取り付けます。
取り付けるブラケットの数が2つの場合にはブラインドのヘッドボックスの両端からそれぞれ4cmくらい内側に取り付けます。ブラケットが2つよりも多い場合には、両端の2つの間に均等になるように配置して取り付けます。
場所が決まったら鉛筆などで軽く目印をつけておき、ドライバーでネジを締めて取り付けます。窓枠が木枠などで割れてしまいそうな場合には、キリで穴を開けておいてからネジを留めます。
ブラケットを全て留めたらブラインドの向きを確認して嵌めて完了です。
窓枠がなかったりネジを留める事のできない素材の窓枠の場合には、突っ張り棒の要領で固定して取り付けることのできるブラインドがあります。
「突っ張りタイプ」のブラインドの取り付け方法をご紹介します。
まず、ブラインドを突っ張らせる時の受け皿(ブラケット受け)を窓枠の側面上部に取り付けます。ブラケット受けに付いている粘着テープで固定します。
ブラインドのヘッドボックスの両端についている突っ張る部分をブラケット受けに嵌めます。突っ張る部分をぐるぐると伸ばす方向へ回してしっかりと突っ張らせて固定します。ブラインドを軽く揺すってみて動かないようであれば完了です。ヘッドボックスのカバーを横に動かして突っ張り部分を隠します。
出窓に取り付けるブラインド!既存のカーテンレールにも取り付けが可能です
今まではカーテンを取り付けていたけれどブラインドに取り替えたいという場合にはとても簡単に取り付けることができます。
カーテンレールに取り付けられるブラインドを購入します。自宅の窓に合うサイズのカーテンレール用ブラインドを見つける事が一番の課題で、それさえ手に入ればカーテンレールを利用して取り付けることができるのです。窓枠に穴を開ける必要も無いので家を傷つける事もありません。
カーテンレールと言っても、取り付け可能なのは昔からある最も一般的なカーテンレールです。カーテンレールの下部に溝があり、溝に嵌った丸い部品(ランナー)にカーテンにかけた部品を引っ掛けて吊るすタイプのカーテンレールです。ポールにリングを通したタイプのカーテンレールは対象外です。
取り付け方は、まずはカーテンレールのランナーを全て外します。カーテンレールの端にあるキャップを外してランナーを滑らせて取り外します。
次に、ブラケットをカーテンレールに嵌めてブラインドの両端から4cmくらい内側の位置でネジを締めて固定します。ブラケットが2つ以上ある場合には両端のブラケットの間に均等に配置します。ブラケットにブラインドを嵌めて完了です。嵌めた後は必ず軽くブラインドを揺すって落ちてこないか確認しましょう。
出窓に合うおしゃれなブラインド
しかし、木製のブラインドがあることを最近知りました。
ブラインドよりもカーテンを好む方からは、ブラインドの無機的なイメージ、業務的なイメージ、冷たい金属の感触がどうにも好きになれないという意見を耳にします。
木製のブラインドは温かみがあり、手触りも優しく、見た目にも触った感触的にもとても自然で優しいものです。
金属のブラインドのイメージとは大きく異なり、カントリー調の住宅にも似合います。
木は熱を伝えづらいので熱さ対策にもなります。
色は自然な木の色の他に、濃い茶色や白、緑、ピンクなど様々な色があります。
ロールスクリーンも取り付けが簡単です
そこで「ブラインドの硬い感触や掃除をしづらい点がどうも好きになれない…」という場合にはロールスクリーンがおすすめです。ロールスクリーンならばブラインドのように重たくないので動きがスムーズで軽やかです。埃が溜まって掃除がしづらい事もありません。それでいて途中で止めることができるので、ブラインドと同様に下部だけ開けておくことができます。ただ、ブラインドの羽の角度を調節して日差しの量を調節することはできません。それぞれの特徴を考えて好みに合うものを選ぶとよいでしょう。