父親と母親の子育て論で違いが出たときにはどのように対処したらいいのでしょうか?
そもそも、父親と母親の子育ての違いとはどんなことなのでしょうか?父親だから、母親だからと決めつけるのではなくそれぞれの家庭でじっくり話し合うことが必要なのかもしれません。
男女の子育ての違いや子育てについての話し合い方を紹介します。
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父親と母親の違いからみる子育てとは?
子供から見れば同じ「親」という立場ではあっても、やはり父親と母親は役割が違うものです。それは、子供が小さければ小さいほど、より鮮明になってきます。
決定的に違うことはいくつかありますが、生まれたてのまだ目がしっかりと見えない赤ちゃんでさえも、父親と母親の区別は付くのです。
その1つが、声の違いです。基本的には男性の声は低く、女性の声は高いのですが、赤ちゃんは月齢が低いほどにより高い声を好みます。たとえば同じように赤ちゃんに子守歌を歌ってあげたとしても、低い声の父親よりも高い声の母親の歌声のほうが、赤ちゃんはより安心して眠ることが出来るのだそうです。
そして、2つ目はニオイの違いです。赤ちゃんは早い段階で母親のニオイを覚えることによって、母親とそれ以外の人(父親を含む)を区別して、母親に抱かれた時により安心感を感じることが出来るのです。
3つ目は、母乳を与えてくれる存在であるかということです。これは、母親のニオイとも関係することですが、やはり甘くて美味しい母乳を与えてくれる母親は、赤ちゃんにとって誰にも代えがたい特別な存在であるのは間違いありません。
父親と母親は違いはあれども、どちらを分担するか決めるのは家庭ごと
子供がまだ小さいうちは、どうしても父親よりも母親と一緒にいる時間のほうが圧倒的に長くなりますから、たとえ父親が育児に積極的に参加する家庭であっても、母親と同じように子供と接することは難しくなるでしょう。その限られた時間の中でも、父親もやるべきことはやり、自分もしっかりと子育てに参加しているという意識を持つことが不可欠です。
どちらか一方がやるから良いということではなく、普段から夫婦間のコミュニケーションをとることで、どちらも状況に合わせて臨機応変に対応出来てこそ、子育て世帯は成り立つのです。
もしも子育てについてお互いの意見が分かれてしまうことがあっても、普段からお互いの話に耳を傾け、問題解決に向けてよく話し合うことで、解決の糸口は見えてくるでしょう。
違う人間ですから、お互いに足りない部分や気付かない部分はあるでしょう。それらを補いつつ、父親と母親としてのそれぞれの役割をしっかりと果たすためには、子育てするうえでの役割分担を明確にすることです。父親が子供を叱っている時には母親は手出しせず、あとからしっかりと話しを聞いてフォローに回るのも、母親の大事な役割です。
父親と母親は子育ての違いがあるから面白い
子供が大きくなってくると、父親と母親が今後の教育方針の違いで揉めることも
何を優先するべきかは育つ環境によっても大きく違ってきますが、お互いにじっくりと時間をかけて話し合うことで、教育方針を決定するのはやはり大切なことだと思います。
細かいことはその都度話し合って決めれば良いですが、基本方針はしっかりと決めておいた方が良いでしょう。夫婦間で方針にズレが生じないように、お互いに意見をすり合わせておく必要があります。
そこさえ出来ていれば、親といえども父親と母親は違う人間なのですから、子供に対して全く同じように振る舞う必要はないのです。時に母らしく父らしく振る舞うことで、子供はその両方から良いところも悪いところも学び、吸収していくのです。
常にどちらか一方の考え方を優先させた子育てをしていると、子供は1つの考え方しか学べません。父親と母親のそれぞれ違った考え方を学び、様々なことを体験することで、子供はより視野が広がり、それは社会に出るうえでも非常に役立つのです。
父親の子育て母親の子育ての違いを解決する話し合い方
子育てをしていると、様々な面で夫婦間の意見が食い違うことがあります。父親とか母親といえでも、男女の違いや生きてきた中での考え方の違いはあって当然ですから、それぞれの意見が衝突して、折り合わないことが出てくるのは仕方のないことかもしれません。
ですが大切なのは、違う意見をむりやりどちらかに寄せるのではなく、あくまでも相手は自分とは違う考えなのだということを認識して、とりあえず話に決着をつけずに終わらせることです。
話が解決しないのでは、話し合う意味がないのでは?と思うかもしれませんが、ここで重要なことは解決を急ぐことではなく、お互いにこんな考え方もあるのだということを認識し、次にまた問題が起きた時には、「相手はこんな風に考えているのかもしれない」と、相手側の立場に立って考えられるようになるのです。
夫婦間の意見の違いを、お互いの絆を深めるチャンスと捉え、とことん話し合いを重ねること、衝突することを恐れずに、本音でぶつかり合う時間も必要なのです。
父親と母親の子育ては違いがあるからこそ補える!パパの役割
いくら父親が頑張って子育てに参加しようとしたところで、残念ながら母親と同じように出来るわけではありません。同じように出来ないのならば、父親にしか出来ないことを積極的にやることが、父親の大きな役割なのです。
子供はかわいいものですが、時には母親もイライラや疲れが溜まって、つい邪険に扱ってしまったり、声を荒げてしまうこともあるでしょう。そんな時は、父親の出番です。
さりげなく家事を手助けしたり、グチを聞いてあげることで、母親の負担はグッとラクになります。
また、子供を積極的に外に連れ出して、様々な経験を積ませてあげるのも良いでしょう。母親は普段から安全面を気にするあまり、危険が伴うような遊び方はさせないようにしがちですが、父親は多少荒っぽくても、自分が小さい頃にやってきたようなダイナミックな遊び方を教えたり、新しいことに挑戦する楽しさを教えてあげることが出来るのです。