子供へのピアノの教え方で親ができることはどんなことかわかりますか。
子供がピアノを弾けるようになるには、まずはピアノの基本を教えなければなりません。
自宅で子供にできるピアノの教え方のコツとは、また子供がピアノの練習を好きになるにはどうしたらいいのでしょうか。
そこで、子供へピアノの教え方で自宅でできるコツや好きにさせる方法についてご紹介致します。
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子供へのピアノの教え方は初めにピアノの基本から
ピアノは子供の習い事の中でも、人気の高い習い事です。
やるからには上手になってもらいたい、というのが親としての本心でしょう。
子供に一度にたくさん要求しない
いきなりたくさんのことを要求しても、習得することは難しく時間もかかります。
最初は基本的なことを覚えてもらいましょう。
ピアノを弾く上で欠かせないことは
- 音符を理解出来る
- リズムを読むことが出来る
- 指番号を理解している
- 鍵盤の位置を理解している
最低限、この4つが出来ないとピアノを弾くことは不可能でしょう。
ということは、この4つが理解出来るようになると、とりあえずピアノを弾くための基礎は習得ということです。
何度も繰り返していくことで、子供は徐々に覚えていくので、根気強く基礎を理解してもらいましょう。
子供のピアノの教え方は正しい手の形と弾き方を教えよう
ピアノの基礎がわかってきたら、手の形と弾き方も加えて教えていきます。
ピアノを弾くときの理想的な手の形
手のひらや指を丸くして、指を立てて鍵盤に乗せることです。
力を抜いて、肩が上がらないように、でも腕は下がらないようにと絶妙な力加減が最初はわかりません。
特に手がまだ小さくて、力も弱い子供にとっては、手を丸くする余裕もなければ、力を抜いて鍵盤を押すことも難しいです。
一気に長時間練習すると、慣れない指の動きに疲れてしまうので、最初は5分程度の短時間から始めていきましょう。
少しずつの練習の中に、手の形や力の抜き方を取り入れて感覚を覚えるようにします。
最初は難しいことも徐々に慣れてきて、最初の頃より指が開けるようになったり、手を丸くしても鍵盤を押せるようになっていきます。
自宅で子供にできるピアノの教え方のコツ
ピアノのレッスン以外にも、自宅で練習を重ねないと上達は難しいものです。
ピアノの経験のあるお母さんだったら、自宅でも楽譜の読み方や指番号の通りの動かし方など、専門的なことを教えてあげることが出来ます。
では、ピアノ経験のないお母さんは、自宅で教えてあげられることはないのでしょうか。
そんなことはありません。
専門的な知識を教えるだけが、ピアノを教えるということではないのです。
子供の気持ちをピアノに向けてあげることが上達への近道
少しでも弾くことが出来たら、少し大げさなくらいに褒めてあげて下さい。
小さな子供にとって、お母さんに褒めてもらうことは何よりも嬉しく、前向きになれる魔法なのです。
ピアノは楽しい、もっとお母さんに聞かせたい、という気持ちに向かわせてあげましょう。
そして一緒に弾いてあげると、子供も楽しく練習することが出来ます。
大好きなお母さんと一緒にピアノを弾く時間は、子供にとって練習というより遊んでいるような感覚で過ごすことが出来ます。
遊んでいるようでも、弾くことで練習にはなっているので大丈夫です。
お母さんと一緒に、ということが最大のコツなのです。
子供にピアノの練習を好きにさせるポイント
子供がピアノの練習を楽しいと感じ、好きになってもらうにはちょっとしたポイントがあります。
本当にちょっとしたことなので、すぐに練習に取り入れることが出来ますよ。
ピアノを少しでも継続すること
ピアノを上達するために、一ヶ月のうちの一日に数時間まとめて練習する方法と、例え一日10分だとしても毎日ピアノに触れる方法なら、どちらが有効的だと思いますか。
後者の方法の方が、上達する方法だと言えるでしょう。
時間は短いとしても、毎日ピアノに触れるということを習慣にすることが大切です。
時にはピアノを弾く気分にならないこともあるでしょう。しかしたった10分なら、意外と出来てしまいます。
短時間ならストレスにもならず、ピアノの練習がつらいことだという意識を持たずにいられます。
どうしても気分が乗らないときは、練習する曲を好きなアニメの曲にするなど、子供の興味のあることにしてみてはどうでしょう。
クラシックを演奏するより、楽しく出来るはずです。
練習を頑張った証に、練習をしたらシールを貼るような練習表を作ってあげてもいいでしょう。
目に見える成果は、子供にとって大きな目標になります。
子供がピアノを上達するためには基礎練習が大切
ピアノに限ったことではなく、何事も基礎練習は大切です。
避けてしまっては、上達への道が遠くなります。
ピアノの楽譜通り演奏することだけが、上手な弾き方でしょうか。
正しい姿勢で、正しい指番号で、きれいな手の形で演奏した方が、音色だけでなく見た目にも美しいですよね。
子供の集中力は長く続かないので、基礎練習ばかりでは確かに飽きてしまうことも多いです。
だからといって基礎練習を疎かにして、応用した練習ばかりしても意味はありません。
基礎がしっかり出来ていないグラグラの土台に、いくら素敵な曲を乗せても崩れてしまうだけです。
焦る必要はありません。
時間をかけてゆっくり基礎を学んでもいいのです。
ゆっくりだとしても、その方が効率がいいからです。
たまには好きな曲を練習に取り入れつつ、基礎練習は欠かさないというやり方のほうが、曲の演奏を習得するにも早いです。
ピアノがもたらす効果は想像以上
ピアノを習うとピアノが弾けるようになる、ということがもちろんですが、実は想像以上にたくさんの効果を子供にもたらしてくれるのです。
ピアノの影響で手先が器用になる
ピアノは細かい指のタッチがたくさんあります。
自然と手先の器用さも磨かれ、ピアノを弾く前よりも手先の作業をすることが好きになっていたなんてこともあります。
子供の忍耐力、集中力が養われる
子供のうちは一日10分の短時間な練習でも構いませんが、成長してくるとそういうわけにも行きません。
いざ練習を始めると10分なんてあっという間で、とても時間が足りません。
そんなことを続けていくうちに、もう少し弾いてみるという忍耐や、時間を忘れてピアノを練習出来る集中力が身についていきます。
ピアノは学校でも生かす場面が出来る
合唱コンクールなどでピアノの伴奏をする機会が出てきます。
確かに緊張しますが、誰にでも出来ることではないという責任感や、緊張を乗り越えて演奏したときの達成感や度胸も経験することが出来ます。
習い事以外でも、生かすことが出来るのがピアノです。
子供の勉強の成績アップにもつながる
ピアノは同時に複数のことをしなくてはいけません。
両手を動かし、ペダルを踏み、次の音符の確認もするなど、常に頭が回転しています。
そのおかげか、ピアノを習っていると成績が比較的良くて、ピアノをやめると成績が下がってしまうということを耳にすることがあります。