ジャガード生地と言うと、高級感のある生地で、カーテンや洋服にも使われます。
このジャガード生地にはどのような特徴があるのでしょうか?
そこで、ジャガード生地の特徴や由来についてご紹介します。
織り物には、ジャガード生地の他にも似たような織り物がありますが、その違いについてもご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
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ジャガード生地の特徴
ジャガード織りは織り方の種類
ジャガード織りやジャガード生地と言った言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
聞いたことはあるけれど、実際にどんな生地がジャガード生地なのかよく分からないということもあるでしょう。
私も自宅のカーテンを買い替える時に、「ジャガード織りカーテン」という言葉を知り、ジャガード織り=高級な織物と勝手に理解したくらいです。
ジャガード織りの生地を目にしたことがある人は、その独特の模様に目が止まります。
ジャガード織りとは、織り方の一種で、絵が浮き出たような織り方のこと。
一般的なプリントとは違い、立体感や高級感が出るのがジャガード織りの特徴です。
ジャガード織りは、カーテンや洋服、バッグなどの装飾に使われることが多いです。
ジャガード織りという名前は、フランスの発明家が発明した「ジャガード織り機」で作られたということが由来となっています。
ジャガード生地は、模様を織り込んでいるため、生地に厚みがあり、高級感がある特徴の他、プリント生地とは違い染色していないので、色落ちの心配もなく生地が長持ちするといった特徴もあります。
ジャガード生地と他の織り方との違い
ゴブラン織りやドビー織りの特徴
生地の織り方には、ジャガード織りの他にもゴブラン織りやドビー織りという織り方も有名です。
ジャガード織りは同じ太さの糸を縦横で折込むので、繊細な模様も織ることが可能です。
一方、ゴブラン織りの織り方はつづれ織りです。
つづれ織りとは縦横で織った糸のうち、横の糸だけで表面の模様を作る織り方のことです。
ゴブラン織りは、13世紀頃からフランスの王室向けに使われていた織り方で、糸も毛や麻、場合によっては絹などと言った高級な物が使われるため、日常使いというよりは、鑑賞用として好まれる傾向があります。
また、ジャガード織りと比べると、手入れに手間もかかるという特徴もあるというのがゴブラン織りの特徴です。
そして、ドビー織りは、ドビー織り機という専用の機械で織られる織り方で、織り糸を使って模様を出す特殊な織り方です。
よく男性物のワイシャツなどに使われることのあるドビー織りは、ジャガード織りのような繊細な模様を出すことは出来ないものの、使う糸によっては光沢を出して高級感を出すことができます。
ジャガード織りで作られたジャガードタオルの特徴
タオルの王様とも言えるジャガードタオル
一般的なタオルと言えば、パイルを織り込んだパイル地のタオルや、生地の表面に絵柄がプリントされたプリントタオルを思い浮かべますが、模様を特殊な織り方で表現したジャガードタオルは、タオルの持つ風合いをそのまま活かした上質な質感のタオルです。
タオルの中でも、タオルの王様とも言われるほどで、ジャガードタオルを一回使うと、他のタオルが使えないという人も少なくありません。
なかでも、2色毛違いジャガード織という特殊な機械を使って織られるジャガードタオルは、生地に厚みがあり、洗顔後に顔を拭いた時には、顔全体がパイルの柔らかな生地で優しく包まれます。
色付けされた2色の糸を使うことで、複雑な模様を作ることが出来るのもジャガード織りの特徴です。
ジャガードタオルは柔らかな質感が魅力のひとつですが、吸水性の高いということも嬉しいメリットです。
汗を掻きやすい夏場には、ジャガードタオルを持っていればたくさんの汗を吸い取ってくれて、快適に過ごすことができます。
そして、保温性にも優れているので、肌寒い時にも活躍してくれます。
ジャガードタオルは、一般的なタオルと比べて作る手間がかかるため、納期も1ヶ月程度と長めです。
そのため、価格も一般的なタオルと比較すると高めです。
ジャガードカーテンの洗濯方法
カーテン裏地の洗濯表記を確認してから洗濯する
ジャガード織りは、洗濯もさほど必要としませんが、毎日使っているカーテンがジャガード織りという場合、数年も使えば埃が気になり、洗濯も検討することもあるでしょう。
特殊な織り方のジャガードカーテンは、カーテンの裏側にある洗濯表示をしっかり確認して適切な洗濯をすることが重要です。
普通通り洗ってしまって、生地が縮んだとなってはショックですよね。
ジャガードカーテンにヒダがある場合、洗濯機に入れる前にヒダを綺麗に折りましょう。
ビニールテープなどでよれないようにカーテンを固定し、洗濯ネットに入れて洗います。
脱水はかけすぎると、シワになることもありますので、軽めにした方が無難です。
物によっては、洗濯不可の物もありますので、間違って洗わないようにしましょう。
よく使われる生地の素材の特徴
綿、麻、ポリエステル、それぞれの特徴
私達が毎日着る服にも、使われている素材が色々あります。
一番使われていると言ってもよい素材が「綿」です。
綿には、吸水性や保温性がありサラッと軽い触り心地なので、日常的に着る服の素材としては適しています。
耐水性もあるため、洗濯を繰り返す服の素材としても最適です。
そして、「麻」もよく使われる素材です。
麻は、天然繊維の中でも一番強い繊維と言われています。
通気性が良く、軽い着心地の麻素材は、夏に着る服の素材として適しています。
「ポリエステル」も生地の中ではよく使われる素材です。
ポリエステルは化学繊維のひとつですが、速乾性があり、素材に弾力があるためシワになりにくいという特徴があります。
よくTシャツに使われる素材です。