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金魚がヒーターでやけどをしないように設置しましょう

金魚はヒーターでやけどをしてしまうことがあるのでしょうか?ヒーターを設置するときに気をつける事とは?

また、やけどをしてしまったときにはどうしたらいいのでしょう。金魚を診てくれる動物病院の探し方や金魚を移動させるときの方法などを紹介します。

水槽用ヒーターは水温を調整してくれる優れものですが、扱い方が間違っていると金魚を危険な目にあわせてしまいます。使い方を守り正しく設置しましょう。

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金魚がやけど?ヒーターの設置方法

魚である金魚がやけど?と疑問に思う人もいるかもしれません。
しかし、ヒーターが原因となって金魚がやけどをするということは実際にあります。

金魚がやけどをしてしまうと、人間と同じように皮膚がめくれて肉が見えるような状態になります。
このまま放置していると、やけどの部分から体液が漏れ出してしまいます。
体液が大量に漏れ出してしまうと、体力を消耗する原因となったり、周りの金魚に突かれてしまったりします。

金魚がやけどをしないために、ヒーターの設置には十分注意が必要です。

温度が高温になりすぎず、18度前後で保たれるオートヒーターだと金魚飼育が初心者という人でも比較的安心して使用することが出来ます。

さらにカバーを装着して、直接ヒーターに触れてしまうことを予防すると安心です。
金魚がヒーターに向かっていったわけではなくても、近くを泳いでいるときにうっかり尾びれが当たってしまうということもあります。

水槽の容量によって適しているヒーターは異なるので、水槽の容量に適したヒーターを使用することも飼い主としての大切な役割です。

金魚がヒーターでやけどをしてしまったときの対処方法

万が一、実際に金魚がヒーターでやけどをしてしまったら、適切な対処を行う必要があります。

まず、金魚の体の異変を見ます。
傷口から体液が漏れているようなら、体力が消耗することを防がなくてはなりません。

体力が消耗して元気がなくなってしまうと、他の金魚と同じように動くことが出来なくなり、餌にありつくこともままならなくなってしまうことがあります。
これでは衰弱していく一方です。

なので、やけどをした金魚を別の水槽などに移し、他の金魚と隔離します。
そして0.5%の塩水浴をしてあげて下さい。

餌による汚れで水質が悪化しないように、塩水浴をしているときは餌は与えないで下さい。

メチレンブルーなどの薬剤を使用して治療する場合は、傷口から薬剤が侵入することを考え、通常の使用量の半分以下に減らしましょう。

金魚がヒーターでやけどをしてしまいひどい時は病院へ

金魚のやけどがひどい場合、思い浮かぶ選択肢は病院へ連れて行くことですよね。

しかし、動物病院は犬や猫を診ているところが一般的で、金魚を診てくれる動物病院はそう多くはありません。
住んでいる地域によっては、近くに金魚を診察してくれる動物病院が一つもない、なんてことも考えられます。

病院で治療を受けることが出来る場合はいいのですが、もし対応してくれる病院がないようなら、金魚や熱帯魚を扱っているショップで薬剤を購入しての治療になるかと思います。

病院へ連れて行くことが出来るとしても、水槽のまま金魚を運ぶわけにはいかないので、ストレスの少ない方法で病院まで連れて行かなくてはなりません。
弱っている状態にストレスを与えることは、衰弱を助長してしまいます。

簡単な方法、少ないストレスで移動するためには、大きめのポリ袋に水と金魚を入れます。
袋だけだと形状が変化しやすく安定しないので、バケツなどに入れて移動させましょう。

バケツに入れると揺れも伝わりにくくなりますし、飼い主も簡単に移動させることが出来ます。

金魚は素手で触らない!やけどを防ぐ方法

金魚がやけどをするのは、ヒーターだけが原因というわけではありません。

人間の手が、金魚をやけどさせてしまうこともあるのです。

厳密に言うと、これはやけどをしているわけではなく、水の温度から人間の手の温度という急激な温度変化によって、粘膜が剥がれてしまっているのです。

金魚は急激な温度変化に弱いので、体を守るために粘膜があります。
その粘膜が剥がれた状態になるので、弱らせてしまうことには変わりません。

金魚を弱らせないために、金魚を触るときは素手で触るのではなく、網を使ってすくうようにしましょう。
網を使っても無理矢理すくうと金魚が体をこすってしまうので、直接網に触れさせるのではなく水も一緒にすくう感覚で優しく行いましょう。

手で触れる場合は、冷水でしっかり手を冷やし、金魚が感じる温度変化をゆるやかにしてあげましょう。
水で冷やしても、徐々に手の温度は体温によって上昇してくるので、長時間触ることはやめましょう。

金魚のヒーターは正しく取り扱いましょう

水槽のヒーターの使用法には、ついやってしまいそうな誤った使用法もあります。
金魚をやけどさせる可能性はもちろん、ヒーターを故障させてしまうこともあるので、誤った使用法は決して行わないで下さい。

センサーが水槽から出てしまっている

センサーが水槽から出てしまっているということは、温度を正しく計ることが出来ていない状態です。
金魚にとって過ごしにくい温度にまで上昇している可能性もあります。

水槽の温度を適切に保つためのセンサーが使用されていない状況では、何の意味もありません。

ヒーターを底砂に埋める

意外とこの方法を行っている人も多いようですが、底砂にヒーターを埋めてしまうと、ヒーターの周辺の温度だけが高くなってしまいます。

水槽内の水の温度を一定に保つことが出来ず、一ヶ所だけが過剰に加熱されてしまうので、水槽の底面が破損して水が抜けてしまうことも考えられます。

ヒーターカバーを使用していない

ヒーターカバーを使用していないと、金魚がやけどする可能性を高めてしまうことになります。

また、大型の魚の場合だと、ヒーターを流木だと勘違いして近付きやけどをしてしまうこともあります。

どのような魚でも、カバーは必要です。