いつも使っている片刃の包丁の切れ味が悪くなってきた時には、そろそろ研ぐタイミングかもしれません。
しかし、包丁を研いだことがない方にとってみると、包丁を研ぐというのはハードルが高く感じてしまいます。
難しく感じる包丁研ぎですが、きちんと手順通りに行えば、自分でも包丁を研ぐことはできます。
そこで、片刃包丁の研ぎ方や、研ぐためのコツをご紹介します。
切れ味の悪い包丁は、効率も悪く、使っていてもイライラしてしまいます。
研いだ切れ味の良い包丁でさくさく料理を快適にこなしましょう。
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包丁の砥石の種類
スパッと切れる包丁は、調理をしていて気持ちがいいですよね。
包丁の切れ味は、料理の腕を上げると言われるほど、料理をする上ではとても重要なポイントになります。
いつも使っている包丁の切れ味が落ちてきたと感じるなら、ぜひ自分で研いでみませんか?
研ぎ方が難しそうと思われている方が多いですが、やってみると意外と単純作業です。
とくに片刃包丁の場合には、研ぐのは片面ですから初めてでも挑戦しやすいでしょう。
包丁を研ぐ時に必要になるのが、砥石です。
砥石にはたくさんの種類がありますが、大きく分けると3種類です。
- 荒砥石(120~600番位)
- 中砥石(800~2000番位)
- 仕上げ砥石(3000番~)
砥石は番号が少ないほど目の粗い砥石になりますから、たくさん削れるということです。
こだわりをもって包丁研ぎを始めたいなら、3種類すべて揃えるのも良いでしょう。
しかし、一般的な家庭で切れ味改善を目的に研ぐなら、中砥石一つから始めるのがおすすめです。
片刃包丁の研ぎ方、研ぐ前に覚えておきたいコツ
包丁研ぎでは、砥石はとても重要なポイントです。
包丁を研ぐ時には、包丁を持って、砥石の上を水平にスライドさせて研ぎます。
この時、砥石がガタガタだったり曲がっているような状態では、綺麗に研ぐことができないのは想像できますよね。
包丁を研ぐ前には、砥石を平らに整えることがコツです。
買ったばかりの砥石の場合にはまず問題無いと思いますが、念の為チェックしましょう。
もし、湾曲してるようであれば面直し砥石を使って平らに直しましょう。
面直し砥石は専用の物が売られていますが、ブロックやコンクリートなどで代用することも可能です。
砥石の面を整えることは、綺麗に研ぐためのポイントになります。
包丁研ぎを行う前には必ず砥石の面直しを行いましょう。
もう一つ、研ぎ始める前のポイントは、しっかりと砥石を水につけることです。
こうすることで、研ぐ時に発生する摩擦熱を軽減することができます。
ただし、砥石によっては不要な場合もありますから、取扱説明書を確認してから作業してくださいね。
片刃包丁の正しい持ち方、包丁の悪い部分を確認した研ぎ方
片刃包丁の研ぎ方でポイントになるのは、持ち方です。
包丁は同じ角度を保って研がなくてはいけないので、しっかりと固定させるためには、持ち方が重要になります。
おすすめなのは3点で支える方法です。
包丁は指の付け根部分に沿わせるようにして、柄の先端に親指を乗せます。
裏側を伸ばした人差し指で支え、包丁の柄の下の部分は小指と薬指で握りましょう。
包丁を研ぐ時には、研ぐ前の包丁をしっかりと確認するもの重要です。
欠け・反りや曲がり、サビや汚れなどをチェックしましょう。
闇雲に研いでも切れ味は復活しません。
しっかりと直したい点を明確にして、それにあわせて研ぐのがポイントです。
片刃の包丁の研ぎ方の手順
初めて包丁を研ぐ時には、研ぎ方が難しいそうと感じるものですよね。
しかし、基本的には難しいことはありません。
片刃包丁の場合は、鋭角になっている刃の部分が片側にしか無いですよね。
この部分が砥石に当たるようにします。
包丁研ぎは刃の先の方から進めていきます。
- 砥石を真っ直ぐ縦に置き、包丁が刃が手前を向くように握ります。
- 砥石の縦のラインに対して、包丁が約45度になるようにしましょう。
- 包丁の刃の部分に、反対の手の中指と薬指を添えます。
- 砥石の上の面と包丁の刃の角度は約15度になるように当てます。
- 添えている手で押さえるようにして、上にスライドさせて研ぎます。
- 下に戻るときは力を入れず、研がずに戻ります。
- 20回程度繰り返したら、刃中が研げるように包丁をずらして、中指と薬指を添えてまた20回程度研ぎます。
- この作業を柄の方まで繰り返します。
- 包丁を裏返し、砥石にピッタリと添わせます。
- その状態で軽く動かしカエリを取ります。
- 新聞紙を丸めて包丁を当て、手前に引くように切ってカエリがなくなれば終了です。
包丁を研いだほうが良いタイミング
初めて包丁を研ぐ時には、かなり切れ味が落ちた状態であることが多いですよね。
しかし、一度砥石を手に入れればいつでも研ぐことができます。
では、研ぐタイミングとはどんな時なのでしょうか。
包丁の切れ味の実演で良く使われる食材といえば、トマトですよね。
トマトは皮はしっかりとしていますが、中は柔らかいので切れ味を試すには、とてもわかりやすい食材なのです。
自宅でも出番の多い食材ですから、判断しやすいと思います。
トマトの皮が切りにくいと感じたときは、研ぐタイミングです。
また、パンを切る時にパンくずがたくさん出るようになった時も、切れ味が落ちてきた証拠です。
包丁は毎日使うので意外と摩耗が早く、使用頻度にもよりますが2ヶ月ちょっとしか切れ味が持たないことも多いです。
定期的に研いで包丁をメンテナンスしましょう。