ママチャリなどの自転車の前ブレーキの効きが悪くなってくると、調整が必要になりますよね。
前ブレーキの調整方法やワイヤーが切れた場合の交換は、簡単に自分でもすることができるのでしょうか?それともプロに頼んだ方が良いのでしょうか?
自転車の前ブレーキの調整方法と自分で行う場合の注意点について説明します。
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自転車の前ブレーキの基本的な調整方法とは?
自転車のブレーキに少しでも異常を感じる場合には、事故に繋がる可能性もあるため、なるべく早く対処をしなければいけません。
そこで今回は、自転車の「前ブレーキ」の効きが悪い場合のブレーキの調整方法をご紹介します。
自転車の前ブレーキを調整する際には、以下のいずれかを用意します。
- モンキーレンチ
- メガネレンチ
- ペンチ
前ブレーキの調整方法
- 左右のブレーキゴムとリムの間に約2mm程度の隙間を作り固定します。
500円玉などの硬貨を使うと、簡単に隙間を作ることができます。 - ブレーキワイヤーのナットを緩め、ブレーキワイヤーをペンチ等で引きます。
- ワイヤーのたるみを直したらナットを締めます。
また、滑りを良くするために注油する場合は、ブレーキゴムや後輪ブレーキに油がかかってしまうとブレーキが効かなくなる可能性があるため、慎重に注油する必要があります。
自転車の前ブレーキのワイヤーが切れている場合の調整方法とは?
自転車の前ブレーキのワイヤーが切れてしまっている場合は、ブレーキワイヤーを交換しなければいけません。
そこで、ブレーキワイヤーの交換方法をご紹介します。
ブレーキワイヤーの交換の際には、以下のものを用意して下さい。
- ペンチ
- ワイヤーカッター
- メガネレンチ(10mm)
- 軍手
ブレーキワイヤーの交換方法
- キャップを外し、ペンチを使ってワイヤーを抜きます。
- ワイヤーを抜いたら、メガネレンチを使ってナットを緩めます。
- ナットが緩まったら慎重にボルトを引き抜きます。
ボルトを引き抜く際、ブレーキをおさえながら引き抜くと上手くできます。 - ボルトの穴に貫通しているワイヤーを引き抜きます。
また後々、穴に新品のワイヤーを通さなければいけないため、通してあった穴を忘れないようにしましょう。 - ボルトの穴に新品のワイヤーを通し、元の位置に戻したら終了です。
自転車の前ブレーキの調整はプロに任せるべき?失敗しない調整方法とは?
自転車の前ブレーキは、少しでも異常を感じたらなるべく早く対処する必要があります。
可能であれば、自転車専門店など、自転車の知識を持ったプロの方に修理を依頼するのが良いですが、時間が無く自分でブレーキの調整を行わなければいけない場合もあると思います。
そこで、素人でも簡単にできるブレーキの調整方法についてご紹介します。
素人でも簡単にできる!失敗の少ないブレーキの調整方法
まずは、リムやディスクを綺麗にします。
泥などの汚れが付着しているとブレーキの効きが悪くなることがあります。
そのため、ブレーキの効きが悪いと感じたら、まずは上記の箇所を掃除します。
また、掃除をする際には、油分を含んだ洗剤はNGです。
掃除をしても改善が見られない場合には、ブレーキパッドの確認をします。
- パッドに異物は付着していないか
- 油が染みこんでいないか
また、ママチャリの前輪についているブレーキパッドの表面には溝があります。
この溝の深さが、1mm程度の場合には交換が必要です。
リムやディスクの掃除、ブレーキパッドの確認をしても症状が改善されない場合には、自転車専門店に持ち込み修理してもらうようにしましょう。
ママチャリ自転車の前ブレーキシューの交換方法は?
自転車のブレーキは、金属パーツをゴムのようなラバー素材で覆ったものでホイールを挟むことで、ブレーキがかかるようになっています。
このブレーキシューは、自転車に乗りブレーキをかけることで、少しずつゴムが磨耗されていきます。
そのため、安全に自転車に乗り続けるためには、定期的にブレーキシューを交換をする必要があります。
そこでブレーキシューの交換方法についてご紹介します。
ママチャリ自転車の前ブレーキシューの交換方法
まずは、以下のものを用意します。
- ママチャリ用の前ブレーキシュー
- コンビネーションレンチ
コンビネーションレンチが無い場合には、メガネレンチとスパナ、それぞれ10mmのものを用意しましょう。
上記のものが用意できたら以下の手順を参考に進めましょう。
- コンビネーションレンチを使って、ブレーキシューを止めてあるナットを緩めます。
- ナットを緩めたら、新品のブレーキシューを用意してブレーキアームに差込みます。
この際ナットを落とさないように慎重に行いましょう。 - 次に、ワッシャーを差し込みナットを仮締めします。
- 仮締め後、ブレーキバーを握りながらブレーキシューの位置を確定させます。
ブレーキシューの目安位置は、リムの上端から2mm程度の箇所です。 - 位置が確定したら、ナットを増し締めして交換完了です。
ナットを増し締めする際は、ブレーキシューが曲がらないようにしっかりとおさえながら行いましょう。
自転車の前ブレーキのレバーを自分でチェックする場合のポイントとは?
自転車の前ブレーキのレバーを自分でチェックする場合のポイントは、ブレーキを握った際の動作です。
ブレーキを握った際に、ブレーキの効きが悪いなぁと感じるようであれば、オイルを注しましょう。
ブレーキレバーに注すオイルの種類
ブレーキレバーに注すオイルの種類は、自転車専用のものがオススメです。
専用のものがない場合には、液状の機械油でも問題ありません。
一方で、油膜を作るタイプのものは、本来自転車に注してある油が溶けてしまう可能性があるため、避けましょう。
ブレーキレバーにオイルを注す方法
- ブレーキレバーを握ったり離したりして、物と物が擦れてしまい滑らかに動いていない箇所を確認します。
- 場所を確認したら、その箇所にオイルを数滴注します。
オイルの注し過ぎは、動きを悪くしてしまう可能性がありますので注意しましょう。 - オイルを注した後レバーを数回握り、動きが正常になったか動作を確認します。
もし、オイルを注しても動きが変わらない場合には、パーツが損傷している可能性がありますので、自転車専門店で見てもらうようにしましょう。