アナベルというお花をご存知でしょうか。紫陽花の一種のお花なのですが、凛とした素晴らしい花なのです。
咲き始めはライムグリーンになり満開の時には白いお花になります。実はアナベルの花の色のすべては白だと思っている人が多いのです。
街で見かける色は白が多いのですが、最近はピンク色のアナベルも人気です。
アナベルは挿し木を増やしていくことできます。庭中をアナベルで埋め尽くすことだって夢ではないのです。
そのためには挿し木が重要になってきます。挿し木の時期や方法についてご紹介します。さらに挿し木をした後の手入れの方法についてもお話していきます。
アナベルは地植えもできますが、鉢植えにも適した花です。地植えがいいのか鉢植えがいいのか悩んでいる方に違いについてもご紹介します。
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地植えのアナベルの挿し木の仕方と育て方のポイント
挿し木という単語に馴染みのない方には、まずは挿し木自体どんなことをするのか理解できないでしょう。
挿し木とは
植物を繁殖するための方法のことを言います。アナベルの挿し木は新しい梢が硬くなる6月上旬から7月下旬に行います。
挿し木用に枝を2~3節ずつ切り取って行きます。ポイントは節の下1cmのところで斜めに切るようにしていくことです。
この際1穂の長さが7~8cmになるように調節してください。管理する際には平鉢か育苗箱を用意します。
乾燥をあまりしない赤玉土や木用土を入れて、2~3cmほどの深さで挿し木を挿します。挿し終われば完成です。
日陰に置いて乾燥させないように管理してください。約1ヶ月で発根すると言われています。
挿し木から育てる時のポイント
アナベルは生育旺盛で多数の枝が出てきます。
想像よりも多く育ちますのえ、庭植えで栽培するといいでしょう。半日陰から日なたで夏の高温期でも乾燥しないように注意しましょう。
水やりに関しては特に神経質になることはありません。乾燥がひどい夏の時期は朝か夕方に水やりをする程度で問題ありません。
挿し木をする時には肥料も重要
1月から2月に寒肥をまき、7月から8月下旬にはお礼肥として油かすなどをまく必要があります。
アナベルは特別や難しい管理方法は特に存在しません。何もしなくても毎年開花すると考えて良いでしょう。
アナベルは春に花芽が出来て、冬でも剪定することができます。
挿し木が出来るアナベルの地植えの剪定方法を詳しく紹介
剪定は難しい作業ではなく、簡単にできる作業です。ただ最初は慣れないために戸惑ってしまう部分もあるでしょう。
戸惑わずに剪定するためにアナベルの剪定方法をご紹介します。
西洋アジサイは来年の花を開花させるために7月中に剪定しますが、アナベルは異なります。
アナベルの花は新枝咲きという方法で花が咲くため剪定する時期や剪定する位置は自由なので、簡単に剪定することができるでしょう。
アナベルの剪定する時期
花が終わってから冬までいつでも自分のタイミングで剪定することができます。
しかしここで疑問が生じるでしょう。一体いつまでに剪定をすればいいのかということです。
アナベルの花芽は4月以降にできるので雪の降る北海道などでは秋に行いましょう。暖かい地域であれば2月~3月までが理想です。
アナベルの剪定方法は自由
そのため強剪定でも弱剪定でも問題はありません。
仕上げたいサイズをイメージして剪定をすることが妥当でしょう。アナベルを強剪定でするには地際2~3節でばっさりと切り詰めます。
切り詰めてしまうと春に伸びる枝の数が限定されてしまい花の数は少なくなります。しかし枝に勢いが出てきますので、花が大きくなるのです。
弱剪定をする時は、花が開花している時期に花を切ります。さらに秋から冬にかけて芽の上で軽く剪定をするのです。
弱剪定は古い枝を残すことで、さらに新しい枝が生まれていくのです。
そのため枝が多くなり花の数は少なくなっていきます。
挿し木したアナベルを地植えと鉢植えにした場合の比較
アナベルの挿し木をした後、地植えにするのか鉢植えにするのか悩んでいる人は多いでしょう。
地植えと鉢植えの違い
違いを知ることによって自分にとって一番いいな植え方を知ることができるでしょう。
挿し木をしたアナベルを地植えと鉢植えにして1年後、アナベルは一体どうなっているのでしょうか。
実際にアナベルを2つの植え方で植えた方に話を伺います。
地植えをした場合
東向きの花壇に植えたアナベルは小さな蕾を付けています。枝の高さはおおよそ約30cmになるでしょう。
他にもアナベルを北西向きの花壇にも植えました。
北西向きの花壇では枝の高さは40cm以上になっていますが、花芽はついていない状態です。
鉢植えをした場合
枝分かれをしながら徐々に成長しました。5月には蕾がつき、支柱も立てました。
高さは1m以上になり驚きました。おそらく肥料が利きすぎたのでしょう。
地植えと鉢植えでは成長の差を感じることでしょう。
しかしどの植え方をしていたとしても、挿し木をして翌年には花を咲かせてくれることは喜ばしいことです。
鉢植えが地植えよりも成長が早いということを理解したので、来年は剪定をもっとコンパクトにするために弱剪定が必要です。
毎回剪定をしても驚くことがあるので、アナベルという花についてをより知識を深め、同じく自分自身も成長して行きたいと思っています。
アナベルの地植え・鉢植えの場合の育て方
アナベルを育てる場合、鉢植えや地植えと植え方を選ぶことができます。
しかし自分に合った育て方というものが存在するのです。なぜならアナベルを育てる際にはスペースが重要になってくるからです。
アナベルの鉢植え
苗よりも一回りから二回り大きな鉢かプランターを用意します。鉢底に鉢底石を敷いてから、二分の一の土を入れていきます。
土を入れ終わると苗を中心に植え、水をやります。最後に日当たりのいい場所で管理します。
アナベルを地植えする場合
西日が当たらず午前の日当たりが良い場所を選びます。土を作る時には苗よりも二回り大きな苗穴を掘ることが重要です。
苗を植えてからは鉢植えと同様に水をやります。
西日が必要以上に当たってしまう場合には日が当たりすぎてしまうことを防ぐために株元に腐葉土などを被せるようにします。
アナベルを植える前の土作りも重要
アナベルを育てるために良いと言われている土は、水はけの良い土です。
紫陽花のように土の酸性度合いを調整する必要はありません。地植えをする場合は穴を掘った土に2~3割の腐葉土を混ぜておく必要があります。
アナベルを栽培する時の注意点
うどんこ病やモザイク病など病気になりやすいと言われています。
うどんこ病は葉っぱにカビが生え枯れてしまう病気です。原因は湿度が低いことが考えれますので、湿度には細心の注意をするといいでしょう。
モザイク病はウイルス性の病気であり、一度かかってしまうと残念ながら治りません。
病気にかかっている部分は切り落とす必要があります。
アナベルのドライフラワーも人気があります。大事なのは収穫時期
アナベルは生花としても人気がありますが、ドライフラワーも人気があります。ドライフラワーにするためには収穫する時期が非常に大事になってきます。
収穫時期を間違わなければ、簡単にドライフラワーは出来るのです。
アナベルは咲き始めは緑色をしています。その後満開時期には白色になり少しずつライムグリーンに変化していきます。
多くの人の場合、一番綺麗に咲いている状態でドライフラワーにしたいと思うでしょう。しかし白色の花の時期は水分がたっぷり含まれているので、ドライフラワーには適していないのです。
アナベルの収穫時期
一番綺麗に花が咲き終わり、再び緑色になる時期だったのです。収穫する時は雨の日は不向きです。
なぜならば雨で濡れてしまったアナベルは乾くまで時間がかかってしまうためです。
晴天であれば心配なくドライフラワーにできるでしょう。
ドライフラワーするためにアナベルをカットする際には、少し長めにカットします。カットした茎に葉が付いている場合は葉を取ります。
家庭でドライフラワーをする時はアナベルを逆さまにして風通しの良い場所で干すだけで簡単にドライフラワーは完成します。
1週間程度で乾燥してドライフラワーは完成します。