料理レシピに「生クリーム少量」と書かれている場合、そのために生クリーム1パックを買っても余ってしまいますよね。
そんな時に便利なのが牛乳から生クリームを作る方法です。これなら使う分だけ作ることができるのです。
でも、気になるのは「味」ですよね。本来の生クリームとはかなり違う味になってしまうのでしょうか?
今回は牛乳から作る生クリームの作り方とそれを使った料理レシピをご紹介します。
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牛乳から本当に生クリームを作ることはできるの?作り方は簡単?
生クリームは牛乳の乳脂肪分を遠心分離機にかけて分離させて作ります。市販の牛乳は水分と脂肪分が分離しないよう作られているので、残念ながら市販の牛乳から完璧な生クリームを作ることは出来ません。
しかし、料理に使う場合の生クリームの代用品としてなら家で作ることが可能です。つまりホイップしてクリームは出来ませんが、料理などで液体として使うなら近いものができて十分使えると思います。
レシピには大さじ1とか50CCとか少量だけが必要な場合が多いですよね。そのために生クリームのパックを1つ買っても残ってしまいますが、牛乳から少量だけ作ることができれば安くすみますし、必要な量だけを用意できてとても便利です。
作り方は牛乳とバターを混ぜるだけ。乳脂肪分の高い牛乳が生クリームの代用となります。牛乳とバターを9:11の割合で一緒に火にかけて、沸騰させないようにして溶かすだけです。簡単に作ることができます。
ただバターの香りが強く出てしまうため、お菓子を作る時は向かない場合がありますので気をつけてください。クリームパスタやシチューなどであれば、牛乳だけで作るよりも十分美味しくできると思います。
牛乳から作った生クリームを料理に使おう!作り方の注意点とは
完全な生クリームを家庭で作ろうと思ってもそれは無理ですが、料理に使う分には十分だと思います。余程舌のこえた人でなければ気づかないと思います。
この生クリームの代用品は牛乳とバターで作ることができます。比率は9:11。
100g作るのであれば牛乳が45g、バターが55gになります。
まず牛乳を鍋に入れ、沸騰させないように70℃以下で温めます。その中にバターを加えて溶かします。これだけで出来上がりです。
ちょっとバターの香りが強く感じられますが、料理には十分使えます。
小麦粉を小さじ半分程度加えてみても良いです。とろみも強くなり、味に深みも出ます。特に無脂肪の牛乳の場合は効果的です。小麦粉がダマになって残らないよう、事前に小麦粉をふるっておくと良いでしょう。
カルボナーラやビーフストロガノフ、クリームスープなど、バターを感じられる方が美味しい料理にはぜひ使ってみてください。
生クリームなしで牛乳からアイスを作ってみませんか?
生クリームが無くても牛乳だけでアイスクリームを作ることができます。少しさっぱり味になりますが、十分美味しく出来上がりますので、ぜひ作ってみてください。手作りアイスならアレンジも楽しめますよ。
材料
- 卵 1個
- はちみつ又は砂糖 大さじ2
- バニラエッセンス 少々
- 牛乳 50ml
作り方
- 卵を卵黄を卵白に分けます。卵白にはちみつ又は砂糖を数回に分けていれながら混ぜてメレンゲを作ります。メレンゲは少し角が立つくらいにしてください。
- メレンゲに卵黄を加え、粟をつぶさないようにして混ぜます。
- 容器に移して、冷凍庫で1時間位冷やします。
- 一度冷凍庫から出して、牛乳とバニラエッセンスを加えてよく混ぜます。
- 冷凍庫に戻し、40分程冷やしたら取り出して混ぜます。これを何回か繰り返します。
液が分離した状態で固まることがないよう、時間ごとにきちんと混ぜるようにしてください。
生クリームの代用品としてコーヒーフレッシュも使えます
コーヒー用のミルクポーションも生クリームの代わりになるとご存知ですか?
実はコーヒー用ミルクポーションは植物性油脂から出来ているのですが、生クリームに似せて作られているので、十分代用することができます。ほんの少量だけ必要な時はとても便利です。ただし生クリームに比べると脂肪分が少ないので、風味を足したい時はバターを加えて調整してみてください。
クリーミングパウダーも生クリームの代わりに使うことができます。
こちらは植物性油脂ではなく乳製品から作られていますので、コーヒーフレッシュよりも生クリームに近い風味になると思います。
使う時は牛乳にクリーミングパウダーを1:2の割合で混ぜて使ってみてください。コクが足りないと思われる場合はこちらもバターを加えると良いです。
クリーミングパウダーは保存がしやすく、またパウダー状なので使いたい量をサッと使えるメリットもあります。原材料も乳製品と乳糖だけなので、コーヒー用ミルクポーションの添加物が心配な方にはオススメします。