ナスはアクがある野菜、料理に使用する前には、アク抜きが必要だと思っている方が多いと思います。
しかし実は調理方法やナスの種類によっては、アク抜きが不必要な場合もあります。
ここではナスのアク抜きの必要性、アク抜きが必要ない場合、炒めるときはアク抜きが必要か?など、ナスのアク抜きについて、ちょっとした疑問についてお答えをいたします。
合わせてナスの上手な炒め方についてもご紹介をしていますので、ぜひナス料理を作る際に役立ててください。
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ナスは炒める前にアク抜きが必要?アク抜きをする理由
ほうれん草や小松菜やゴボウなど野菜には「アク抜き」が欠かせないものがあります。
ナスもアク抜きが必要ということをよく耳にしますが、中には、アク抜きをしていない人もいますよね。
そこでここではナスのアク抜きに関する悩める疑問についてお答えします。
ナスのアク抜きは要る?要らない?
ナスは、ほうれん草のようにアクが残ると強い苦味が出てしまうような野菜ではありませんが、アクが残っていると多少の渋味のようなものはでてしまいます。
また、ナス特有のキレイな紫色は色素が抜けやすいため、調理していると紫色から茶色に変色することも少なくありません。
- ナスをもっと美味しく食べたい
- ナス特有の色味をキレイに出したい
これらを求める時はアク抜きは必要というのが答えとなります。
ナスの一般的なアク抜き方法
ナスのアク抜きの必要性が分かったら、次は「アク抜きの方法」を学びましょう!
誰でも簡単に行えるアク抜きの方法
まずは以下のものを用意しましょう。
- ボウル
- 水
- カット済みのナス
- キッチンタオル
必要なものが揃ったらアク抜きを始めていきます。
方法はとっても簡単です。
- ボウルに水を入れその中にカット済みのナスを入れます。
- 約10分前後を目安に時間をおきましょう。
- アク抜きが完了したらナスの水気をキッチンタオルでよく拭き取ります。
これでアク抜きは完了です。
このようにとても簡単に行えるナスのアク抜きは、翡翠茄子や蒸し茄子のサラダなど、ナス本来の味を生かしたい料理をする場合にオススメです。
ひとつまみ程度の塩を足して約5分前後を目安にアク抜きを行うと、ナスのキレイな色味を維持したまま料理をすることができますので、作る料理に合わせて変えてみて下さいね。
ナスを炒める場合はアク抜きがいらない?アク抜きが不要と言われる理由
一方でナスを「炒め物」に調理する場合や「揚げ物」に調理する場合はアク抜きが必要ありません。
ナスに含まれているアクは熱に弱い
調理過程で熱を加える場合には事前にアク抜きをする必要がないのです。
ただ、ナスを適度な大きさにカットした後、すぐに調理に移らないという場合には、アク抜きすることをオススメします。
一方で、炒めたり揚げたりする調理方法でも一応アク抜きはしておきたいという場合には、水を使わない方法で行うことをオススメします。
水を使わないアク抜き
方法は簡単でトレイの中にカットしたナスを入れて、その上から塩をかけるだけです。
あとは自然とでてくる水分をキッチンタオル等で吸収したらアク抜きは完了です。
ナスの種類によってアク抜きが不必要な場合も
この時期に販売されているナスは味に支障をきたすアクが少ないためです。
基本的には購入後に表面の汚れを落とすために軽く水洗いをして、そのまま炒めるなり揚げるなりして頂いて問題ありません。
水ナスはアクが少ない品種
また、一般的にスーパーで目にするナスは千両ナスか長ナスであることが多いと思いますが、もしも購入したナスが「水ナス」である場合には上記同様にアク抜きの必要がありません。
水ナスはサラダなどで生で食べることもできるほどアクが少ない品種となっており、水分を多く含んでいる水ナスはアク抜きをしなくても美味しく食べることができます。
ナスを美味しく炒めるコツ
ナスを使った料理を作る中では「炒める」工程があることが少なくありません。
そこで最後にナスを美味しく炒めるためにはどうしたら良いのか?そのコツについてご紹介したいと思います。
ナスを美味しく炒めるコツは「油の量に注意すること」
ナスを炒めていると油があっというまに吸収されていきますが、ここで油を足してしまっては美味しくナスを炒めることはできません。
ナスは時間が経つと吸収した油を出す特徴がある
一見すると油が少ないように思えるかもしれませんが、まずは、ナスが油を吐き出すのをじっくりと待つようにしましょう。
また、この時に火力が強すぎてしまうとナスが焦げるのが早くなってしまいますので、火加減にも併せて注意するようにして下さいね。
誰でもポイントを抑えれば美味しく調理することができますので、ぜひ今回ご紹介したことを参考にナス料理をたくさん味わって下さいね。