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レーヨンやポリエステルはしわになりやすい?洗濯方法について

お気に入りのシャツだけれど、とにかくしわになりやすい。アイロンをかけないと着れない服の代表となるレーヨン素材。

レーヨンやポリエステルがしわになってしまったときにはどのようにしてしわを取ればいいのでしょうか?また、しわがつきにくくする洗濯方法はあるのでしょうか?

レーヨンやポリエステルの特徴やしわがついてしまったときの対処方法を紹介します。

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レーヨンはしわになりやすい

レーヨンはシルクのような滑らかな肌触りや美しい光沢が特徴の生地ですが、シルクに似せて作られた化学繊維になります。その特徴もシルクと同じように、水に弱くしわになりやすいという扱いが面倒なデリケートな素材です。化学繊維とは言っても水に弱いため、家庭での洗濯も難しくなります。

家で水洗いをすることで生地の表面が毛羽立ったり、毛玉ができることもあります。しわになりやすいため、洗濯をしたあとはアイロンが必要ですが、水に弱いためスチームは使うことができません。

ちょっと面倒なレーヨンですが、染めたときの発色が素晴らしく、光沢があってドレープがキレイなので、ドレスやブラウスなど高級感を出したい衣類に使われています。

レーヨンも洗濯方法をおさえておくと、家でも上手に洗濯をすることができます。肌触りが良く、季節を問わず一年を通して着られるのも魅力なので、ぜひ洗濯のコツをおさえておきましょう。

レーヨンのしわを防ぐ洗濯方法と対処方法

レーヨンは水に弱い素材なので、洗濯するときに気をつけたいのが、できるだけ水につける時間を短くすることです。また、しわになりやすいので脱水時間を短くすることもコツです。

レーヨンの洗い方

レーヨンを洗う場合はやさしく洗うことが重要です。洗濯洗剤はおしゃれ着洗い用の中性洗剤を使ってください。中性洗剤には代表的なものにエマールやアクロンなどがあります。

  1. 洗濯表示を確認します。衣類についているタグに洗濯表示があります。洗濯機のマーク、又は桶のマークがある場合は洗濯機で洗うことができます。桶に手があるマークや手洗イという文字があるマークの場合は洗濯機は使わずに手洗いをしてください。桶にバツ印がついている場合は自宅で洗うことができません。
  2. 色落ちを確認します。衣類の目立たないところに洗剤の原液を少しだけつけます。5分ほどおいてから白い布で洗剤をつけた部分をおさえてみてください。布に色がついていなければ色落ちの心配はありません。
  3. 洗濯表示と色落ちを確認したら洗濯を始めます。レーヨンの衣類を軽く畳んでから洗濯ネットに入れます。
  4. 洗濯機の中にネットに入れたレーヨンを入れ、中性洗剤をセットしたら、やさしく洗うコースを選びます。洗濯機によって違いますが、手洗いコースやドライコースなどデリケートな素材を洗う時に使うコースを選んでください。
    脱水は10秒ほどで十分です。長くても30秒以内にしてください。
    洗濯に使用する水は30℃以下のぬるま湯や水を使ってください。水温が高いと色落ちや縮みの原因になります。お風呂の残り湯は避けた方が良いです。
  5. 脱水が終わったらしわにならないようにすぐに取り出して、形を整えてから干します。日光が当たらない日陰に干してください。

ポリエステルはどんな素材?ポリエステルの特徴

合成繊維の中でも一番多く使われているのがポリエステルです。しわになりにくく型崩れの心配がいらない、扱いが簡単で丈夫な素材です。シャツやセーターなどに綿と一緒に使われることも多いです。濡れて縮むことがなく乾きが早いので洗濯も簡単です。

一方、化学繊維なので静電気が起きやすく、また、汚れが落ちにくいという面もあります。しわになりにくいものの、しわを作ってしまうと取るのが難しいところもあります。

ポリエステルは速乾性が高いですが吸湿性がないため、ポリエステルの衣類は臭いが付きやすいというデメリットもあります。汗をかいてもポリエステルが汗を吸収することがないため、肌に汗が残っていまうことで雑菌が繁殖しやすくなり臭いの原因となってしまいます。

ポリエステルは丈夫な素材なので、こまめに洗濯をすることがポイントです。汚れが落としにい面もありますので、汚れをひどくしないためにもマメに洗濯をすることが効果的になります。

洗濯をする場合は、ほとんどのポリエステルは通常の洗濯方法で問題ありません。洗濯表示は確認しておきましょう。
装飾がついていたり普通に洗濯をするこのが不安な場合は洗濯ネットを使用したり、手洗いをすると良いでしょう。

ポリエステルにしわがついてしまったときの対処方法

しわになりにくいポリエステルですが、一度しわになってしまうと取るのが難しくなります。

ポリエステルのしわを取る方法

すぐに着ない場合は、湿らせてから乾かす方法を試してみてください。しわのところに霧吹きなどで水分を含ませてから乾かします。干す場所は日光が当たらない風通しの良いところを選んでください。浴室の湯気を当てても効果的です。

普通にアイロンでしわを取ることもできます。アイロンをかけるときはあて布を使ってください。あて布は専用のものでなくても綿のハンカチや手ぬぐいで十分です。
洗濯表示を見てアイロンの温度を確認してください。洗濯表示のアイロンの中にある点が使える温度を表しています。点が3つ200℃までの高温、点が2つなら150℃までの中温、点が1つの場合は110までの低温でアイロンをかけます。
わからない場合はアイロンを低温に設定し、しわが取れないようなら中温まで徐々に上げていくと良いでしょう。
しわの部分にあて布を置き、その上からアイロンをかけます。生地にテカリが出てしまう場合があるので、サッと短時間でかけるようにしてください。

なかなか取れないしわは、もう一度洗濯をする方法を試してみてください。その場合、脱水時間を短めしてしわを作らないようにします。脱水は長くても30秒程にしてください。脱水が終わったらすぐに取り出し、しわを伸ばしてから干します。
柔軟剤を使うと効果的です。柔軟剤は生地を柔らかくするのでしわになりにくく、静電気を抑える働きもあります。

レーヨンとポリエステルの混合の場合は?しわになりにくい割合

レーヨンはしわになりやすい素材なので、レーヨンだけではなくしわになりにくいポリエステルが入っている生地の方が扱いやすくなります。
この場合のレーヨンとポリエステルの比率も生地によって様々ですが、レーヨンの割合が高いほどしわになりやすくなります。

ポリエステルが多く入っている方がしわになりにくく扱いもラクですが、ただしポリエステル感が強く出てしまい、せっかくのレーヨンが感じられない作りになってしまいます。
レーヨンとポリエステルの理想的な比率は、ポリエステルが7割、レーヨンが3割が良いでしょう。ポリエステルのうち5%程度ポリウレタンが配合されていると、素材感も良く、より扱いやすくなります。

レーヨンは光沢があって肌触りも良い生地ですが、扱いが難しいのが困難です。日常着として上手に取り入れるには、ポリエステルも使われている生地を選ぶと良いでしょう。
衣類を購入するときはタグを見て、使われている素材をチェックしてから選ぶようにすると、洗濯もラクにできます。