リュックのファスナーが壊れた時、自分で修理することができれば費用もかからず捨てずに済みます。
まずは修理する前に、ファスナーがどのような状態で不具合を起こしているのかをチェックしてみましょう。あとは症状に合わせた修理方法を試すだけです。
愛用のリュックをまた使えることができるので、ぜひ試してみては?
ただどうしても修理が難しい場合は、無理せずに業者に依頼する方がいいでしょう。
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リュックのファスナーが閉まらなくなってしまった時の修理方法
まずは色々と専門用語が出てくるので覚えてください。
「エレメント」→ギザギザしているところ。ファスナーの道路みたいなものです。
「スライダー」→開け閉めする時に動かす部分のことです。道路上の車みたいな。エレメントを噛み合わせる役割をしています。
それでは原因別に見てみましょう。
ファスナーが引っかかって上手く進まない
スムーズに開け閉めができない、いつもあるところで止まってしまう…この場合はエレメントが不具合を起こしている可能性があります。こういう時は何度かスライダーを戻したり、進めたりを繰り返すと上手く上がることがあります。無理に引っ張るのはスライダーが取れてしまったりするのでやめましょう。しかしそれでもなかなか動かないという場合は、潤滑油代わりにワセリンなどをエレメントに塗りこんで、スムーズにさせるという方法があります。
リュックのファスナーを強く引っ張りすぎて、スライダーが外れてしまった場合の修理方法
リュックのファスナーのスライダーが外れてしまった
これ、もう直らないんじゃ?と絶望してしまうのが、スライダーが外れてしまった時です。エレメントを噛み合わせる肝心のスライダーが取れてしまったんじゃファスナーの役割ゼロになってしまいますね。しかし、安心してください。自分で直せる方法もあります。
ただコツが必要なので、不安なら修理専門店に行うことをおすすめします。
自己責任で行うよ!という方はチェックしてみてください。
ドライバー&ペンチで直す方法
まず、スライダーのエレメントを噛む金具部分をマイナスドライバーで広げ、隙間を作ります。そしてその隙間部分にエレメントに差し込みます。差し込んだら、ペンチで軽く隙間を閉じます。基本的なやり方はこれだけですが、上手く組み合わせられないと閉めたのに反対側が開いてきてしまったりします。その場合は何度か調整が必要ですが上手くいけば無事に元通りになります。力を入れすぎるとスライダーが壊れてしまったりするので注意してください。金具部分をドライヤーで温めるとやりやすくなるという情報があります。温めすぎると金属なので熱くなってしまいますので注意してください。
リュックの布地にファスナーが噛んでしまい動かなくなってしまった時の修理方法
リュックのファスナーが布地を噛んで動かなくなってしまった
スライダーが布を噛んでファスナーを閉められなくなった時は、まず布地を軽く引っ張ってみましょう。この際布地を引っ張りすぎないよう注意してください。意外と穴があいたりしてしまいやすいです。
スライダーを上下軽く動かしてみて、動くようであれば、食い込んだ方向と逆に戻してみましょう。その際も布地を引っ張ります。がっちりと噛んでしまって、布もスライダーもびくともしない状況の場合は、マイナスドライバーを使って布地を噛んでいるスライダーの隙間の少し隙間を広げてみるという方法もあります。
リュックのファスナーが壊れた時、自分で修理できるかどうかはリュックの素材にもよるので注意が必要
リュックを自力で直せるかどうかは、リュックの素材にもよります。
布製のリュックでしたら、スライダーが外れてしまったりファスナーの縫い目が取れてしまった時も自分で直しやすいでしょう。しかし革製やビニール製のリュックの場合、自分で直すのは結構難しいです。革製の裁縫が得意という方でしたら大丈夫かもしれませんが、縫合が素人には難しいので、そういった場合は修理専門店に頼んだ方がおすすめです。
また自分で修理するのがより壊れてしまいそうで怖い、自信がないといった場合も、修理専門店に依頼しましょう。大型ショッピングセンターの一角に、クリーニング店の隣などにあることが多いのでリュックを持っていって費用がどれくらいかかるか尋ねてもいいでしょう。
スライダーの交換程度でしたら3000円前後のところが多くそこまで費用はかかりませんが、ファスナーそのものの交換となるとまあまあ費用はかかってきますので注意してください。
リュックのファスナーが滑りにくい時は…
ファスナーが滑りにくくなった原因として考えられるのが、ファスナー部分の錆び・劣化です。
エレメント、スライダーは金属なので、長年使用していると油分がなくなっていきます。自転車のチェーンと一緒ですね。錆びが見られない場合は修理できる可能性があるので、油を足してみましょう。
ご自宅にあるリップクリームやワセリンを綿棒につけて油分を足すか、もしくはファスナー専用潤滑スプレーなんてものも市販されています。そうすれば再びスムーズに動かせるファスナーを取り戻すことができます。
ファスナー交換はお裁縫が得意な方なら自分で行うこともできますが、難しい作業となりますので修理専門店に相談してみましょう。