重曹とクエン酸は様々な場所の掃除に使える便利な洗剤です。キッチンや浴槽の他にも洗濯槽掃除に使用している方もいらっしゃいます。
しかし便利な洗剤も使い方を間違えると、洗濯機を傷めてしまう原因になりかねません。
ここでは洗濯槽掃除に重曹とクエン酸を使う方法について紹介をしています。注意点も、しっかりと確認をして、洗濯槽をきれいにしてくださいね。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
No Image
-
クリスマスが近くなるとクリスマスツリーを飾るご家庭も多いと思います。特にお子様が小さいうちなどは、ツ...
-
【那須旅行】子連れも楽しめるおすすめ観光スポットとグルメ情報
子連れで那須旅行を計画している人に、家族みんなで楽しめる那須のおすすめ観光スポットをご紹介します。 ...
スポンサーリンク
重曹とクエン酸がなぜ洗濯槽掃除に使われるのか?その理由
環境に優しい洗剤と聞けば、重曹とクエン酸がピンと来る人も多いのではないでしょうか。手肌にも優しく、家に常備しているという人もいるでしょう。
お子さんのいる家庭では、気にしてエコ洗剤を使っている主婦も多いかも知れませんね。
あなたが毎日のように利用している家電。色々あると思いますが、中でも洗濯機は、家族が多ければ多いほど、利用回数も多くなる家電の一つです。
汚れた衣類を洗濯して綺麗になれば、毎日、気持ちもスッキリします。汗の臭いや汚れの取れた衣類を身につけるのは、本当に気持ちの良いものです。
洗濯機自体が、汚れているかもしれませんよ。
洗濯槽を覗いてみても、汚れなんてどこにもついていないから綺麗なんて思い込むのは大間違い。
洗濯槽の裏には実は、衣類の汚れや洗剤のカスなどが、付着している可能性もあるのです。
この、汚れや洗剤のカスを取りきらなければ、いずれ、雑菌や黒カビが繁殖しかねません。
せっかく衣類を綺麗に洗濯しようとしても、逆に汚れを付着させてしまうことも考えられます。
洗濯槽掃除に大活躍なのが重曹やクエン酸
重曹はアルカリ性です。酸性の汚れを分解します。酸性の汚れとは、皮脂や垢、黒カビです。また重曹は、酸性の汚れから出る臭いも分解してくれるのです。
クエン酸は酸性
アルカリ性の水垢や石鹸カスを分解します。消臭や抗菌効果も期待できます。
重曹とクエン酸のベストなパワーを利用することで、洗濯槽の汚れだけでなく臭いも落として殺菌もしてくれる、そして、エコで環境にも優しいとくれば、使わない手はないでしょう。
重曹とクエン酸を使った洗濯槽掃除の手順
早速、重曹とクエン酸を使った洗濯槽掃除の手順をみていきましょう。
洗濯槽掃除の手順
洗濯槽のなかのゴミ取りネットを外しましょう。
- 洗濯槽内に、50度程度のお湯をびっちり溜めます。お風呂の残り湯を利用するとよいかもしれませんね。
- 重曹をカップ1と1/2、クエン酸を1カップ入れて、良く混ぜるために、洗濯機を5分程度回しましょう。
- そのまま、一晩放置します。
- 汚れが浮き出てくるので、ネットなどを使って、綺麗にすくいとりましょう。
※万が一排水してしまった場合、汚れが排水管の中に詰まってしまう可能性があるので注意が必要です。丁寧に取り切ることを意識しましょう。 - 一度排水します。
- すすぎと脱水を、2回程度繰り返します。都度汚れが浮かんできたら、すくいとってください。
- クエン酸が洗濯槽に残った場合、洗濯槽を傷めてしまいます。
- 2回で足りないようであれば、何度かすすぎと脱水をくりかえしましょう。
- あとはカビが生えない用に、蓋をあけて、洗濯槽の中を乾燥させましょう。
重曹とクエン酸を洗濯槽掃除に使用する際の注意点
実際、エコ洗剤と言われている重曹やクエン酸を使っても、洗濯槽を綺麗にすることは可能です。
しかし、洗濯槽掃除のための洗剤が売られていのをご存知の人も多いと思います。重曹やクエン酸でエコに洗濯槽掃除ができるのであれば、わざわざ専用の洗濯槽洗浄剤を買わなくてもよいのではないかと考えてしまいそうですが、重曹やクエン酸を使った洗濯槽清掃には、それなりにデメリットもあるのです。
重曹やクエン酸を使うデメリット
例えば、市販の洗濯槽洗浄や、塩素系クリーナー、酸素系クリーナー、漂白剤などと比べ、重曹とクエン酸は、勿論洗浄力が弱くなります。
かなりの多くの汚れが洗濯槽の中に溜まっているというご家庭であれば、重曹とクエン酸だけでは手に負えないということもあるでしょう。
重曹とクエン酸だけでは、雑菌やカビまで落とし切ることは出来ません。
また水に溶けにくいため、溶け残こった場合、洗濯槽の穴に詰まってしまうことも考えられます。
ですから、使用する際には、しっかりと重曹が溶けるように、50度程度のぬるま湯を使う、しっかりとかき混ぜることが大切になります。
クエン酸が洗濯槽の中に残ると、槽自体を傷めかねません。
何度もすすぎと排水を繰り返して、中に残らないようにしましょう。
重曹とクエン酸を使用する場合は洗濯機の部品にも注意が必要
注意点さえ押さえておけば、重曹とクエン酸を使って洗濯槽掃除が可能になります。
重曹が使えない洗濯機もある
それは、粉洗剤が使えない洗濯機です。そのような洗濯機は、重曹が詰まりやすい洗濯機であるため、使用しないほうが無難です。
重曹は炭酸水素ナトリウム
塩の中にも含まれているナトリウムが多く含まれているので、アルミなどの部品を使っている場合、溶けて洗濯槽を錆びさせてしまう事も考えられます。
重曹を使用するべきはないでしょう。
ドラム式の場合も不向き
中に水が溜まっていと蓋を開けることができないので、浮き出てきた汚れを途中で取るという作業が出来ません。しかし、そのまま、排水してしまうと、排水溝が詰まってしまうことも考えられます。
ですから、洗濯槽掃除をする場合は、洗濯機の注意書きをよく読み、重曹やクエン酸が使えない場合は、絶対に使ってはいけません。
錆びさせたり、故障させたりしないためにも、その様な配慮が必要になってきます。
重曹やクエン酸の変わりになる洗濯槽掃除に使える洗剤
では、そんな重曹やクエン酸が使えない洗濯機の洗濯槽掃除をしようとした場合、どの様な洗剤を使用するのが良いのでしょうか。
オススメは酸素系漂白剤
使い方は至って簡単です。
- 50度のお湯を洗濯槽に満水(最高水位)なるように溜めます。
- 1に漂白剤を100gほどいて、洗濯機を5分程度回転させ、かき混ぜます。
- そのまま一晩放置します。
- 浮いてきた汚れを取り除きます。
- 水を一度排水し、もう一度水をため、すすぎと排水を繰り返します。
これで、洗濯槽に住み着いていた雑菌やカビも綺麗になるでしょう。
できれば、定期的に行っておくことで、洗濯槽を常に清潔に保つことができます。
重曹とクエン酸、エコで人間にも自然にも優しのですが、それほど汚れが落ちなかったり、時には使えない洗濯機もあるようです。しかも、しっかり溶かしたり、何度もすすぎを繰り返し行わなければ、故障させたり錆の原因になってしまいます。
説明書等を確認し、重曹、クエン酸の使用OKな場合には、ぬるま湯でしっかり溶かし、洗濯槽に重曹やクエン酸、また汚れを残さないように注意しつつ使用することをオススメします。
洗濯機が壊れたり錆びたりしててからではもう遅い。
そう考えると、洗濯槽洗浄剤や酸素系漂白剤を使ったほうが、賢明かもしれませんね。