猫は袋や箱などせまいところが大好きですが、洗濯機の中に入る猫もいるという話もあるようです。
やはり洗濯機の中もせまいので、猫にとっては大好きな場所の一つなのでしょうか?飼い主が注意する点とは?
猫はなぜ洗濯機に入ることが好きなのか、その理由と実際に洗濯機に入ったことで起こった事件について説明します。飼い主さんは注意しましょう。
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洗濯機に入ることが好きな猫は本当に存在します
猫は基本的に狭い場所・暗い場所を好みます。猫を飼ったことがなくても、小さな箱や袋に入り込んだ猫の画像や動画は目にしたことがあるのではないでしょうか。
人間の感覚では危険に思える場所に入ってしまったりすると笑えませんが、思いがけない場所にすっぽりはまった猫の画像が微笑ましいとネットで話題になったりします。
つまり、猫は狭くて暗い場所には興味を持って入り込むので、それがたまたま洗濯機だったりもするのです。
使い終わったあときちんとフタを閉じていれば別ですが、ドラム内部を乾燥させるためにしばらく開けておく家庭もありますね。そんな時、猫を飼っている人は要注意。飼い猫が通りかかって興味しんしんで入り込んでしまうかも。
ある猫ちゃんもそんな1匹。飼い主さんが洗濯を始めようと、洗濯機のフタをあけた途端まんまるな目で「何かあったの?」という表情で見上げていました。
飼い主としては、何かトラブルがあっては危険なのに!と心配になりますが、猫から見れば「気になる狭い場所」がそこにあっただけのことだったんでしょうね。
猫が洗濯機やせまいところに入ることが好きな理由とは
猫が洗濯機や箱などの狭い場所に入るのはどうしてなのでしょう。
猫が人間とともに暮らすようになったのは、実に1万年以上前からだと言われています。それでも猫たちは野生の暮らしをしていた頃の本能が生きています。
現在の家猫の祖先と言われるリビアヤマネコは、獲物を走り回って追いかけるよりも物陰に隠れて待ち伏せして襲いかかる習性があります。
獲物の隠れ家である狭くて暗い場所に興味を持つこともあるでしょう。そんな理由から猫は狭い場所に興味を持つのです。
また、飼ったことがある人ならおわかりかと思いますが、猫は1日の大半を寝て過ごします。外的から身を護るためにも狭い場所の方が身を守りやすく、安心して眠れます。
現在は多くの猫が室内だけで飼われているので、狩りや外敵から身を護るという意味合いはほとんどなくても、本能的に狭い場所には入らずにいられないのです。
おかげで思いがけない場所に入り込んだ可愛らしい姿や、微笑ましい姿を目にすることができるのですね。
猫が洗濯機の入る姿を見ていなくても、必ず使用する前にチェックしよう
猫がどうして狭い場所に興味を持ってしまうのか、理由はだいたいわかりました。
狭い空間で仕切られた洗濯機も猫の好奇心を、ウズウズさせてしまうポイントというわけです。ここで心配になるのが、うっかり猫が入っているのを知らずに洗濯機を使い始めてしまう危険性です。
中に入ってあばれたり鳴き声が聞こえる場合は気がつくと思いますが、うっかり入り込んで眠っていたりすると静かで気がつきにくい可能性もあります。猫がいる家では、洗濯機のフタを使用後にきちんと閉めておいたり、使用前に中に猫が入り込んでいないか確認するクセをつけた方がいいでしょう。
また、小さい子供がいる家では別の注意点もあります。
アメリカでは3歳の子供が猫を洗濯機に入れ、スイッチを入れてしまったという事件がありました。いたずらというよりも「猫をきれいにしてあげよう」という心遣いからだったというのが痛ましいところです。
洗濯機の周辺は洗剤類など猫が口にすると危険なものもありますし、洗濯機の周辺には近づけないようにしておく方が安心かもしれません。
猫は洗濯機の下に入ることもあります
猫の体は柔らかく、思った以上に狭い場所に入り込むこともあります。
洗濯機の中に入り込むのはフタをしていれば避けられますが、洗濯機の下の狭い空間に入り込んでしまい家族から行方不明扱いされた猫もいました。
ある家で飼われている真っ白い猫。ある日、姿が見えず心配した飼い主が家中を探し回りました。隅々まで探したのに見つからず「これは神隠し?」と思い始めた頃、洗濯機の下から発見。
洗濯機も外見は白いので、白猫は余計に見つけにくかったのでしょう。
この話をSNSに投稿したところ、多くは「そんなところにいるなんて!」「洗濯機の色と同化してわかりにくいはずだ」という驚きの声が。
中には「洗濯機の下部分にはドラムを回転させるベルトがあって危険なので注意して!」という意見も。安全対策にカバーをしているという意見もありました。
安全にかくれんぼするくらいならいいのですが、危険な場所でもあるようなでご自宅の洗濯機にも注意した方がいいですね。
回っている洗濯機に猫が入るという事件もあります
猫は狭い場所の他にも、動いているものに興味を持ちます。また、水道で落ちてくる流水や水滴に興味を示すこともあるので、洗濯中の水面が気になって仕方ない猫がいてもおかしくありません。
現在一般的に多く使われる全自動洗濯機では洗濯中にフタがロックされますが、二層式の洗濯機では、フタをしなくても洗濯機が動きます。
洗い忘れたものを途中で放り込むこともあるので、フタをしない状態で使うこともあるでしょう。
この状態で子供や動物が落下する事故はときどき起こります。
猫がグルグル回る水面に興味を示しているうちに、手を出したり足を滑らせてドボン!いくら機敏な猫でも高速で回転する水から出ることは非常に困難です。
猫などの動物がいる家では洗濯機のフタを開けたまま使うことは避けましょう。ほんの少しの間だと思っても、事故はその短い時間で起こることがあるのですから。
その洗濯機、中に猫は入っていませんか?使用前に中を確認するクセをつけよう
猫の思いがけない行動や狭い場所にすっぽりとハマった姿は、とてもユーモラスで可愛らしいもの。
でも場所によっては猫に危険なこともあります。人間は当たり前に使っている洗濯機も、状況によっては事故の元。それに洗濯機周辺にある洗剤や漂白剤なども、うっかり口にしてしまうと危険なものもありますね。
SNS映えのいい写真を撮るために洗濯機と猫を絡めたネタもあると思いますが、安全には充分配慮してください。
留守中や目を離したすきに思わぬ場所に入り込み、それを知らずに飼い主が取った行動で猫に危険が及ぶこともあるのです。
洗濯機はフタを閉めるようにして、猫が勝手に入り込まないようにしておく方がいいですね。そして、スイッチを入れる前にかならず中を確認するクセも付けておくことをおすすめします。