バラの消毒をするときにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
バラの消毒をするタイミングや消毒をするときのコツやポイントとは?バラの消毒液を作っておくと、簡単に使うことができそうですね。予防したい病気に合わせて消毒をしましょう。
バラの消毒をするときの方法やかかりやすい病気の消毒方法を紹介します。
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簡単にできる500mlペットボトルを使ったバラの消毒方法
バラを育てる際には欠かせない消毒ですが、どの家庭にでもある500mlのペットボトルを使って簡単に消毒できる方法があります。
そこで、今回はバラの消毒方法についてご紹介します。
●用意するもの
- 殺虫用の薬剤
- スポイト
- 霧吹きのヘッド部分
- 500mlの空のペットボトル
●簡単にできるバラの消毒方法
- ペットボトルにいっぱいになるように水を入れます。
- 殺虫用薬剤を0.5ml程度スポイトで吸い取り、ペットボトルの中に入れます。
- ペットボトルに蓋をして、勢いよく振ったら完成です。
霧吹き用ヘッドを付け使用しましょう。
一方で、殺虫用薬剤には様々な種類があります。
うどん粉病や黒星病など、病気に合わせて殺虫用薬剤を用意しましょう。
また、使用する殺虫剤を使うことで、バラに害は無いのかなども合わせて確認することが大切です。
消毒方法はバラの病気によって違います!まずは病気をチェック
上記でもご紹介したように、バラを育てる際には消毒が欠かせませんが、消毒方法は病気の種類によって異なります。
中でも、バラに多い病気のひとつで「黒点病」がありますが、黒点病を発症した場合には、芽出し時期の少し前に消毒が効果を得られます。
また、この黒点病は、春が終わる頃や秋頃など18度~23度前後で発症し、進行すると言われています。
そのため、この時期には特に注意する必要があり、葉が濡れてしまっていると数時間程度で感染してしまうため、気をつけるようにしましょう。
病気を予防するためには、日頃から消毒をすることが大切です。
1ヶ月に3~4回を目安に行い、上記でも述べたような春頃~秋頃は特に注意するようにしましょう。
バラの消毒方法は?何日間隔ですればいい?
バラの病気を予防する上で大切な消毒ですが、消毒は基本的に1週間~10日間隔で行うのが適しています。
市販で購入することができる薬剤の効力は、1週間程度だと言われています。
そういったことを踏まえた上でも、1週間~10日の間隔での消毒がオススメです。
また、バラを消毒する際には、花に消毒液がかからないようにしなければいけません。
花に消毒液がかかってしまうと変色の原因となりますので注意しましょう。
一方で、消毒に使用する薬剤には、病気予防に効果がある「殺菌用」と、害虫予防に効果がある「殺虫用」があります。
基本的には、病気と害虫の両方を予防する必要があるため、2種類使わなければいけません。
2種類用意するのも良いですが、バラを育てることに慣れていない方や手短に済ませたい方は、殺菌と殺虫が一緒になっているものがオススメです。
バラのうどん粉病の消毒方法
バラに多い病気のひとつで「うどん病」があります。
そこで、うどん病の特徴、発生する時期や消毒などの対処法についてご紹介します。
バラがよくなるうどん病について
葉やつぼみなどにうどんのような白い粉をついていればうどん病で、この白い粉の原因はカビの一種です。
うどん病にかかってしまうと、新芽や蕾が萎縮してしまい成長が衰えてしまいます。
そのため、うどん病に気付いた場合には、なるべく早く取り除いてあげる必要があります。
うどん病が発生する時期について
うどん病は、日中と夜間の温度差が大きいと発生しやすくなります。
中でも、春から夏になる前の4~6月、夏の終わりかけから秋頃の9月~11月が最も発生しやすくなっています。
うどん病を発症した場合の対処方法について
うどん病を発症したら、できるだけ早く、発病している葉を取り除いてあげることが大切です。
また、葉を取り除いたら、うどん病に効く薬剤を3日間隔で4回程度散布します。
合わせて、以下の対処をすることで病気の予防をすることができます。
- 日当たりをよくする
- 風が通りやすい場所に置くようにする
- 夕方には水を与えない
バラに消毒をするタイミングや気をつける事
バラに消毒をするタイミングは、葉が乾く時間帯にするようにしましょう。
薬剤を散布後に葉が乾かないと、3時間程度でベト病の菌が発生してしまうと言われています。
そのため、夜の散布はオススメできません。
また、他にも以下の点には注意しましょう。
- 水が葉かからないようにしましょう。
水やりの際に、葉に水がかかってしまうと病気の菌が広がってしまいます。病気を広げないためにも、水やりの際には注意しましょう。 - 風の弱い日にするようにしましょう。
風の強い日は、薬剤が飛び散りやすいです。極力、風の弱い日に薬剤を散布するようにしましょう。 - 日中の暑い時間帯は避けましょう。
陽が強すぎると、場合によっては薬剤による害が出る可能性があります。そのため、日差しが弱くなり始める午後などがオススメです。
一方で、バラに消毒をする際には、皮膚に薬剤がつかないように対策をしなければいけません。
そのため、薬剤を散布する際には必ず、長袖と長ズボンを着用し農薬防除用のマスクなどもするようにしましょう。
また、散布後には手洗いやうがい、顔を洗うことも忘れずに。