駐車場のカーポートの屋根が破損する原因としてあげられるのは、台風や強風によるもの、木の枝や石が飛んできて破損するなどの他に、劣化による破損もあるでしょう。
まずはカーポートの修理や買い替えのタイミングを紹介します。
屋根の張り替えは自分でも出来るのでしょうか?
張り替え作業の手順を紹介します。
また自分で交換出来るか出来ないかの判断は慎重に行いましょう。
修繕作業をするのが一人しかいない場合、工具の使い方に慣れていない方は無理をしないほうが良いでしょう。
他にカーポートの修理にかかる費用の相場も紹介します。
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カーポートの屋根の破損で多いケース
駐車場の車を雨や風から守る「カーポート」。
そんなカーポートの屋根が破損していたらとても悲しい気持ちになりますね。
しかし、カーポートは環境の悪い屋外に設置してあるため、屋根が破損してしまうのは仕方のないことでもあります。
ではカーポートの屋根が破損するケースで多い原因は何なのでしょうか。
カーポートの破損は台風や強風、飛んできた石や木の枝によるものが多い
自然災害の多い日本は特にこうした災害が原因で破損するケースが多く、中には大雪が原因で重さに耐えられず破損してしまったようなケースもあるようです。
一方でお子さんが2階から物を落としてしまうことで、破損するケースもあります。
カーポートは思っているほど強度の強いものではありませんので、ちょっと物を落としただけ少し寄りかかっただけ等のことでも、破損する原因になる場合があります。
また常時屋外にあるカーポートは劣化しやすく、経年劣化が原因でヒビや割れ等が起こり破損するケースもあるでしょう。
このようにカーポートの屋根が破損する原因は様々です。
屋外に設置している以上、災害や劣化は避けられないものではありますが、自分たちで気をつければ防げることもあるのです。
カーポートの屋根は張り替え?買い替え?区別の仕方
カーポートの屋根が破損しているとまずは「元通り」にすることを考えますね。
ただ元通りにする方法には、「張り替え」と「買い替え」があります。
買い替えになると当然費用は高くなりますから、状態によっては張り替えで間に合う場合もあります。
どのような状態を基準に区別したらよいのか?ご紹介していきます。
張り替えが必要な場合
- パネルに穴が開いた
- パネルが割れた
- パネルが飛んでいった
- パネルにヒビが入っている
- アルミ枠が折れた
このように、部分的な破損やカーポートの中心とならない部分の破損の場合には、基本的に張り替えで間に合うことが多いです。
ただパネルに穴が開いた、割れた、飛んでいった場合は、いずれも「数枚程度」の場合に限ります。
多くの枚数のパネルに破損がある場合には、買い替えが必要となるケースもありますので、注意して下さいね。
カーポート自体の買い替えが必要な場合
- 柱が折れた
- 多数のパネルが破損した
- カーポート設置後20年を経過している
このように、カーポートを支えるための柱の破損や、多数のパネルの破損の修復は難しいでしょう。
もちろん状態にもよりますが区別の目安としては上記を参考にしてみて下さい。
またカーポートは必ず劣化するため、設置してから年数が経っている場合にも買い替えを検討するようにしましょう。
カーポートの屋根の張り替え作業の流れ
カーポートの屋根の張り替えを行う場合は、必ずしも業者に頼まなければいけないわけではありません。
必要な道具と環境さえ整えば自分でも行うことができます。
では実際にカーポートの屋根の張り替え作業の流れをご紹介します。
まずは以下のものを用意しましょう。
必要な物
- 寸法した大きさの屋根パネル
不安な場合は10センチ程度大きめのものを用意し後からカットしましょう。また、パネルの寸法は「長さ」「幅」「厚さ」の3つをメモして下さい。 - ドライバー(電動でも可)
- パネルをカットできるもの(大きいサイズのパネルを用意した場合のみ)
張替えの手順
1.ますは張り替えをするパネルを外します
パネルは屋根押さえがビスで固定されていることが多く、ますはドライバーでビスを全て取り外して下さい。
ビスを外すと屋根押さえが外れますので、あとはパネルを外すだけです。
2.次に用意したパネルを張ります。
パネルにはビニールがついていますので片面だけ剥がします。(キズ防止のため)
剥がした方を下にして、下から屋根を上げて屋根押さえを取り付けます。
屋根押さえを取り付けたら、取り外してあるビスでしっかりと固定してパネルが動かないか確認しましょう。
3.最後にビニールを剥がします。
キズ防止のために残していたビニールを剥がします。
剥がし忘れるとパネルにはりついて取れなくなってしまいますので、忘れずに剥がすようにしましょう。
また張り替えをするパネルの位置によっては、目的のパネルに届くまでに邪魔になるパネルを外してから作業を行わないといけません。
カーポートの屋根は脆く割れやすいので、パネルの上に乗りながら作業するようなことは絶対にやらないで下さいね。
カーポートの屋根の張り替えは無理をしない
カーポートの屋根の張り替えは自分でも行うことができますが、無理をするのは避けましょう。
カーポートの屋根の張り替え作業は、「2人以上」の人手が必要
高い位置にあるカーポートの屋根を張り替えるには脚立を使います。
脚立が転倒すれば事故に繋がる可能性もあり、単独での作業は大変危険です。
そのため、家族の協力が得られない等の場合には、自分での張り替えは止めて業者に依頼するようにしましょう。
また、カーポートの屋根は屋根押さえをビスで固定している方法のほか、屋根押さえ自体で屋根の枠に叩き込んで固定している方法もあります。
屋根押さえ自体を叩き込んで固定している場合、素人で取り外すことは難しいため、プロである業者を利用する必要があります。
一方で、カーポートの屋根の張り替え作業の際には、専用の工具を多く使います。
工具を普段から使い慣れていないと怪我の原因にもなりますので、少しでも不安を感じる場合には、自分での交換作業は避けることをオススメします。
カーポートの修理費用の相場を紹介
カーポートの屋根の修理を業者に依頼する場合には、パネルの数によって修理の費用が異なります。
カーポート修理にかかる費用
1枚のみを交換の場合(工事費用含む)
パネル1枚のみを交換する場合は、1枚あたり約3万円。
パネル全体を交換の場合(工事費用含む)
パネル全体を交換する場合は、1枚あたり約2万円。
あくまでも目安となりますが、費用としてはパネルを全体を交換した時のほうが、1枚あたりの価格が安くなります。
また、パネル以外の他の箇所の修理や交換も依頼した場合、中にはそれぞれの工事費用を1回分にまとめてくれる業者もあるようです。
また、カーポートの修理業者には様々な業者があります。
業者によって費用は異なりますので、もし業者の利用を検討している場合には、事前に複数の業者に見積りを依頼した上で決めるようにしましょう。