セラミックフライパンを使用した人の中には、「すぐにくっつく」「焦げ付きやすい」と不満を抱いてしまう方もいるようですが、それは使い方を間違っているのかもしれません。
セラミック加工されたフライパンを使う場合は、使う前に注意すべき点がいくつかあります。
正しく使えば、長く使うこともできるとか。
セラミックフライパンがくっつく原因、正しい使い方やコツについてご紹介します。
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セラミックのフライパンがくっつくのは使い方に問題にある
フライパンは毎日に様に使うお鍋の一つですよね。
毎日使うので定期的に買い換えなくてはいけないお鍋の一つでもあるでしょう。
フライパンは鉄やステンレス、テフロンやセラミックなど様々な種類があってどれにしようか迷われる方も多いと思います。
ここではセラミックのフライパンについてお話したいと思います。
まず、見分け方ですが、フライパンの内側が白い物がセラックフライパンです。
見た目が可愛いので惹かれる人も多いはずです。
しかし、セラミックのフライパンはくっつきやすいと耳にしたことはありませんか?
躊躇する人はそこが引っかかっていることが多いです。
ですが、それは使い方次第です。
正しく使えばくっつくことはありません。
セラミックフライパンの購入を考える人は、テフロンフライパンと迷われることが多いのでは無いでしょうか?
ですから、テフロンフライパンと同じ様に使い始める方がいます。
しかし、じつはセラミックフライパンの場合には、使い始めに油通しという作業が必要になります。
セラミックだけではくっつきにくくする効果はあまりなく、油の力を借りる必要があるからです。
セラミックフライパンの油通しは、フライパンを強火で30秒ほど温めて火からおろし、大さじ1杯程度の油を表面に塗り込みます。
こうすることで、表面の目に見えない穴に油が行き渡り、くっつきにくくなるのです。
この作業は1ヶ月を目安に定期的に行なうのがおすすめです。
また、焼いたり炒めたりする時にも油を引いてから使うようにしましょう。
セラミックフライパンを使う時、火加減を中火以下にすればくっつくことはない
セラミックフライパンの「くっつく」を阻止したい時には、火加減も重要です。
セラミックフライパンの耐久性は強く、テフロンよりも傷には強いと言われています。
また、耐熱性においてもセラミックフライパンの方が優れていると言われているのです。
しかし、急な加熱にはやはり弱いのです。
セラミックフライパンは、全体がセラミックなわけではなく、食品が触れる部分にセラミック塗膜をしている商品です。
底や中はアルミニウム合金で出来ているので、熱の伝導率はとても良いのです。
強火で勢いよく加熱し続けると、熱の伝導率の良さが仇となって、セラミック塗膜が劣化してしまう可能性が高いのです。
セラミックがくっつかないのは目に見えない細かい穴に油が行き渡っているためですから、セラミック塗膜の劣化は「くっつき」や「焦げ付き」の原因になります。
ですから、セラミックフライパンは中火以下で使うようにしましょう。
中火では不安になるかもしれませんが、調理には十分な程、しっかりと加熱されます。
火加減を中火以下にすると光熱費の削減も期待出来ますね。
セラミックフライパンに焦げがくっつく時の対処法
セラミックフライパンを使い慣れない時には、「焦がしてしまう」という事もありますよね。
セラミックフライパンはセラミック塗膜が命です。
ですからコーティングが剥げるような使い方はおすすめできません。
もし焦げ付いてしまった時には、お湯を入れてしばらく置いておきましょう。
軽い焦げなら、これだけで落ちるはずです。
焦げ落としの方法としては重曹や酢を入れる方法がありますが、あまりおすすめはできません。
最終手段と考えましょう。
また、たわしなどでゴシゴシという物理的な方法もコーティングを剥がしてしまう原因です。
焦げてしまった時には、お湯につけて、それでもダメなら少し煮立てて見ましょう。
煮立てることで焦げが浮いて来ます。
セラミックのフライパンは白さが美しさに繋がっていますから、焦げないように温度管理には十分注意しましょう。
セラミックフライパンを選ぶ時のポイントになるのが取っ手部分
セラミックフライパンはテフロンよりも耐久性が高いと言われていますから、使い方を間違わなければ長く使えることでしょう。
セラミックフライパンを選ぶ時には、外観の美しさはもちろん大切ですが、「取っ手」にも注目してみましょう。
セラミックフライパンは上手に使えば長く使うことが出来ます。
そうなると、買い替え時は「取っ手の劣化」となるわけです。
取っ手の取り付けが甘くすぐにぐらつくような物は避けるのが無難です。
しっかりとビス止めされている物が良いでしょう。
また、取っ手を取り外せるタイプもおすすめです。
オーブンなどでも使用も可能になりますし、使う時だけの使用にすることで劣化が防げることでしょう。
ただし、ビス止めの取っ手よりも複雑な構造になりますから使い方によっては「壊れる」という可能性が無いわけではありません。
また、取っ手の作りによってはつけたり外したりする時にコーティングに負担が掛かりそうなものもありますから、十分にチェックすることが大切です。
セラミックフライパンをできるだけ長持ちさせるには
セラミックフライパンを出来るだけ長持ちさせるためには、セラミック塗膜を大切に扱うことです。
劣化を避けるために普段の調理温度には十分に気をつけましょう。
また、洗う時のスポンジにも注意してください。
塗膜が研磨されていしまうようなスポンジはおすすめできません。
普段のお手入れは柔らかいスポンジに中性洗剤をつけて洗います。
汚れが残っているのもセラミック塗膜の劣化に繋がりますから、使用後はできるだけ早く綺麗にすることをおすすめします。
目に見えない汚れのために、定期的にセラミックフライパンを加熱して、汚れを焼き切るのもおすすめです。
焼き切る作業は、中火で200℃くらいまでフライパンを加熱します。
目に見えない穴の汚れを焼き切ることが出来ますよ。
この作業の後には、油を塗ってしっかりコーティングするのがおすすめです。
「くっつきにくさ」が復活するはずです。
セラミックフライパンは使い方次第で、くっついたり焦げついたりしますから正しい使い方を心がけましょう。
正しく使うと、長く良い状態を保つことが出来ますよ。