ネギの青い部分をどうやって調理したらよいかわからず、いつも捨ててしまっているという人もいますよね。
でも、ネギの青い部分は鍋にも使える美味しい部位ですから、捨ててしまうのはとても勿体無い話なのです。
では、ネギの青い部分はどのように料理すれば良いのでしょうか。そもそも栄養はあるのか気になりますよね。
そこで今回は、ネギの青い部分の特徴と、青い部分を使った美味しい鍋レシピをご紹介します。
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ネギの青い部分は鍋料理にも合う美味しい食材です
長ネギを1本丸々買うと、白ネギ部分の先に青い部分もついてきます。
長ネギは白いところだけしか使わないからと言って青い部分を捨てていたら、実はとてももったいないことです。
青い部分は幅広い料理に活躍してくれる優等生
ネギの青い部分は、白い部分に比べると硬いし、香りも強く、特有のクセもありますよね。
料理には敬遠しがちな部分ですが、この特徴を活かして料理に使うことによって風味豊かな料理に変身させてくれます。
青い部分の裏側のベタベタは何?
あの部分は、食物繊維の一種であるフルクタンというの栄養成分です。
このフルクタンは、ネギの甘みを引き出すほか、ウィルスの侵入を食い止める働きもあり、免疫力をアップさせてもくれます。
風邪を引くと、ネギが体に良いよと聞いたことがあるかもしれませんが、これは、ネギのもつ殺菌作用や体を温める効果があるからなのです。
ネギの青い部分は、この粘り気を活かし、みじん切りにして調味料を絡めると栄養満点のソースとして使うこともできますし、鍋料理に入れると香りもよく、料理の味に負けない個性を発揮します。
ネギの青い部分を鍋料理に使うときにおすすめの切り方
長ネギを使う時は、白い部分を優先的に使い始めるという人が多いのではないでしょうか。
白い部分は、甘みがあり、先端に行くに従って辛味が強くなる傾向があります。
味わいは切る箇所によって変わるので、料理に使う時には、甘い部分と辛い部分を一緒に使うことによって、両方の味を感じることが出来ます。
また、ネギの切り方によってもその味をより引き出す味にすることができますので、料理によって切り方も使い分けると良いでしょう。
ネギは薬味として使うことが多い食材ですが、薬味として辛味を活かしたい場合は、青い部分の裏についている白いワタを取り、角切りにします。
甘みも出したい場合は、ワタがついた状態で、縦方向にざく切りにします。
味にパンチのある中華料理によく使われるネギですが、中でも中華炒めやスープには欠かせなく、料理の味を引き締めてくれる食材と言えます。
体もポカポカ!ネギの青い部分を使った鍋レシピ
ネギの青い部分を有効に使いたいなら、おすすめは「鍋料理」です。
中でも、モツ鍋のような味わいが個性的なものとネギは相性が抜群です。
強い味にも負けないため、料理の味を際立たせながら、ネギの主張もある料理になります。
もつ鍋の野菜としてなくてはならないものはニラですが、最近では、ニラ以外にもネギやにんにく、赤唐辛子やキャベツなど色々な野菜を加えてモツと共に煮込むすき焼き風鍋が主流になってきました。
青ネギはつぶしてから斜め切りにして加える
よりネギの味わいを感じることが出来ます。モツ鍋の〆はなんといっても「ラーメン」です。
色々なダシが染み込んだスープに絡んだ麺は絶品です。
寒くなってきた時期には、体が温まるモツ鍋を作ってみませんか。
ネギの青い部分を活用!箸が止まらない美味しい鍋レシピ
青ネギと油はとても相性が良い
これらを合わせることで味がよく絡み合います。
その中でも、ごま油は、独特の香りや味わいがあり、青ネギとも相性バツグンです。
青ネギとごま油を使った鍋料理は、箸が止まらなくなるくらい美味しいですよ。
鍋の味はシンプルに、具材をポン酢などでさっぱりいただくと野菜もたっぷり取れてヘルシーです。
水10に対し、ごま油2の割合で、鍋のスープを作ります。
お好みで、塩やコショウで味付けしましょう。
具材は、白菜やキャベツ、しいたけ、にんじん、豚肉(鶏肉でも)などがおすすめです。
青ネギを斜めにざく切りして、仕上げにたっぷり乗せましょう。
シンプルな味わいが、お鍋を最後まで美味しく食べられる秘訣です。
ネギの青い部分には栄養があるの?
ネギの青い部分には、先ほどもご紹介したとおり、たくさんの栄養素が含まれています。
殺菌作用や食物繊維の他、β-カロテンやビタミンC、ミネラル分も豊富で、これらはネギの白い部分よりも多いと言われているほどです。
特にβ-カロテンは、目や皮膚などの粘膜に働きかけ、免疫維持の役割があります。
ビタミンCには、強い抗菌作用があるので、体に害を及ぼす活性酸素を追い出し、美肌や健康維持を助ける役割があります。
ネギの白い部分にも、カリウムやカルシウム、葉酸などの栄養素が含まれていますが、ネギ全体を見ると青い部分の方がより栄養がたくさん含まれていることがわかります。
捨てるにはもったいない栄養たっぷりの青ネギは、ぜひ料理に活用しましょう。
ネギの栄養素アリシンの効果とは?
ネギの種類について
一般的に「長ねぎ」と呼ばれるネギは「根深ねぎ」のことを言います。
長ねぎは、白い部分を主に食べることが多いため、白い部分の比率が高くなるように考えられて育てられています。
ねぎの歴史も長く、現在では様々な料理に欠かせない食材ですが、昔から免疫力が高まることや、風邪に効く効果があることなどから「薬」としても使われてきました。
ネギの香りについて
ネギは、独特の匂いがありますが、あの匂いはネギに含まれる「アリシン」という栄養成分から来ています。
アリシンには、様々な効果があるとされており、主に殺菌作用や、抗酸化作用、胃腸の消化を助ける機能などがあります。
ねぎが風邪に良いとされる由来は、このようなことから来ていると考えられます。
ねぎの栄養素を効率よく摂取するためには、生で食することが1番効果的に栄養を摂ることが出来ます。
その他にも、アリシンが水に溶けると減少してしまうため、水に長時間さらさないことや、刻んだあと10分程度置いてから使うようにすると、アリシンの効果が高まるということがあります。